ガンデン・テイパになるプロセス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/17 05:22 UTC 版)
「ガンデン・ティパ」の記事における「ガンデン・テイパになるプロセス」の解説
(1) ラサ3大寺で20年から30年ほどかけて顕教の学習課程を修了したものは、所属寺院より博士号(ゲシェー号)を取得できる。そのなかで、博士号の最高ランク「ラランパ・ゲシェー」号を取得した者は、毎年正月の大祈願祭の際にラサ・トゥルナン寺で行われる国家試験を受け、1位から7位までの「順位を得た者」と「順位を得なかった者」に区別される。 (2) ゲルク派では顕教の学習課程を終えた者はギュメ寺(下密院)かギュト寺(上密院)に進むが、ラランパの1位または2位を得た者は、ダライラマに任命されて、ギュメ寺・ギュト寺のラマウンゼ職、両寺の僧院長(ケンポ)、ケンスル職(元ケンポの意)に順次就任、その後はギュメ寺の所属者はチャンツェ・チョェジェ、ギュト寺の所属者はシャルツェ・チョェジェに就任する。 (3) チャンツェ・チョェジェとシャルツェ・チョェジェから交互に7年の任期でガンデン・ティパに着任する。ティパ職を退任したものはティスル(元ティパ)と呼ばれる。 (4) 代々のガンデン・ティパが死去すると、その転生者が捜索され、化身ラマの名跡がひとつ新たに誕生する。
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