ガウチョの嘆きとは? わかりやすく解説

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ガウチョの嘆き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/27 03:19 UTC 版)

ガウチョの嘆き』(西: Sentimiento Gaucho)は、フランシスコ・カナロとラファエル・カナロが共作で作曲したタンゴ

概要

1924年発表の曲。ファン・アンドレス・カルーソ(Juan Andrés Caruso)の歌詞がついており、歌詞の内容には別れた女性に嫉妬する 「ガウチョ」 の気持ちがこめられている。歌つきの録音がよく聴かれるが、歌なしの録音もある。1924年のレコード会社 オデオン(Odeon)社のタンゴコンクールで、第1位をとった曲である。この年の第3位は「たそがれのオルガニート」である。 フランシスコ・カナロ楽団の演奏にリベルタ・ラマルケの歌唱がはいった録音が、よく聴かれる[1]。また、カルロス・ガルデルの録音もある。YouTubeにも、いくつかアップロードされている[1][2]

誤用

この作品の「サビ」ではメロディーとベースが連続8度[3]行う、といった初歩的な和声法のミス(カナロとNELLY OMAR のテイクでは2分20秒あたり)がある。後年にこのミスを修正した新録音があることから、本人が気が付いていたことは間違いない。このミスに気が付いた各種楽団(ロムート、ラッチャッティ、ORQUESTA DE DON JUAN A. SANCHEZ)は念入りに修正している。ところが、ファン・ダリエンソ楽団や早川真平とオルケスタ・ティピカ・東京や坂本政一とオルケスタ・ティピカ・ポルテニヤは原典通りに連続8度を行って録音しており、一種のリスペクトと思われる。修正版と原典版の両方をリリースしているホセ・バッソ楽団のような団体もある。

脚注

  1. ^ a b YouTube - LIBERTAD LAMARQUE - SENTIMIENTO GAUCHO
  2. ^ YouTube - SENTIMIENTO GAUCHO
  3. ^ その上、解決時には和声の第3音を上と下で重複するため、非常に響きが生硬になる。

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