カレン・マントラーとは? わかりやすく解説

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カレン・マントラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/15 17:52 UTC 版)

カレン・マントラー
Karen Mantler
生誕 (1966-04-25) 1966年4月25日(57歳)
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク
ジャンル ジャズ
職業 ミュージシャン歌手作曲家
担当楽器 ピアノボーカル
レーベル XtraWATT
共同作業者 カーラ・ブレイ
公式サイト www.wattxtrawatt.com

カレン・マントラーKaren Mantler1966年4月25日 - )[1]は、アメリカジャズピアニスト歌手作曲家。彼女はカーラ・ブレイとマイケル・マントラーの娘である。

略歴

彼女の音楽デビューは、4歳の時にカーラ・ブレイのアルバム『エスカレーター・オーヴァー・ザ・ヒル』(1971年)にボーカルを提供し、続いてブレイの『トロピック・アペタイト』(1974年)に参加したことであった。その後、1977年から現在に至るまで、カーラ・ブレイのアンサンブルやプロジェクトの多くでグロッケンシュピールオルガン、クロマチック・ハーモニカの演奏と録音を続けてきた。

1985年から1987年まで、奨学金を得てボストンバークリー音楽大学で学んだ。彼女は1987年にニューヨークに戻り、そこで自身のアンサンブルを結成し、レコードレーベル「XtraWATT」(ECMレコードが販売)から最初の2枚のアルバム『マイ・キャット・アーノルド』(1989年)と『Karen Mantler and Her Cat Arnold Get the Flu』(1990年)をレコーディングした。バンドはヨーロッパを数回ツアーし、ニューヨークの会場で、デイヴィッド・サンボーンがホストを務めるNBCのテレビ番組『Night Music』や、モントリオール国際ジャズ・フェスティバル(1991年)にも出演した。さらに2枚の自身のアルバム、『Farewell』(1996年、XtraWATT)と『Pet Project』(2000年、Virgin Classics)を録音した。2003年、彼女はロバート・ワイアットのアルバム『クックーランド』でコラボレーションを行い、キーボードを演奏し、歌い、3曲での作曲に貢献した。

彼女は、スティーヴ・スワロウ日野元彦、マイケル・マントラー、テリー・アダムス、ロビー・デュプリー、アーティ・トラウム、ピーター・ブレグヴァドジョン・グリーヴス、クリス・カトラー、ダグマー・クラウゼアニー・ホワイトヘッドアントン・フィアーのバンドであるゴールデン・パロミノス、トニー・シェアーを含む幅広いミュージシャンと共演し、レコーディングを行っている。また、ハル・ウィルナーの作品にも参加している。

彼女は、WATTxtraWATTのウェブサイトを作成するだけでなく、2003年以来、すべてのWATTおよびXtraWATTのCDカバーとブックレットのデザイナーも務めている。

同時に、ベーシストの加藤英樹とマルチ楽器奏者のダグ・ウィーゼルマンをフィーチャーしたトリオでも活動している。5枚目のリーダー作品『Business Is Bad』は、2014年6月にリリースされた(XtraWATT/14)[2]

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • 『マイ・キャット・アーノルド』 - My Cat Arnold (1989年、XtraWATT)
  • Karen Mantler and Her Cat Arnold Get the Flu (1990年、XtraWATT)
  • Farewell (1996年、XtraWATT)
  • Karen Mantler's Pet Project (2000年、Virgin)
  • Business Is Bad (2014年、XtraWATT)
  • Go Figure (2017年、Rer) ※with ピーター・ブレグヴァド、クリス・カトラー、ジョン・グリーヴス

参加アルバム

カーラ・ブレイ

  • 『エスカレーター・オーヴァー・ザ・ヒル』 - Escalator Over The Hill (1971年、JCOA)
  • 『トロピック・アペタイト』 - Tropic Appetites (1974年、WATT)
  • 『ミュジーク・メカニーク』 - Musique Mecanique (1979年、WATT)
  • 『フルール・カルニヴォーレ』 - Fleur Carnivore (1989年、WATT)
  • 『ザ・ヴェリー・ビッグ・カーラ・ブレイ・バンド』 - The Very Big Carla Bley Band (1991年、WATT)
  • 『ビッグ・バンド・セオリー』 - Big Band Theory (1993年、WATT)
  • The Carla Bley Big Band Goes to Church (1996年、WATT)
  • 『ルッキング・フォー・アメリカ』 - Looking for America (2003年、WATT)
  • 『アピアリング・ナイトリー』 - Appearing Nightly (2008年、WATT)

その他

  • ロビー・デュプリー : 『キャリード・アウェイ』 - Carried Away (1989年、Village Green/Gold Castle)
  • ジョン・グリーヴス : Verlaine (年、Harmonia Mundi)
  • 日野元彦 : 『セイリング・ストーン』 - Sailing Stone (1992年、Gramavision)
  • 日野元彦 : 『イッツ・ゼア』 - It's There (1993年、Enja)
  • マイケル・マントラー : Folly Seeing All This (1993年、ECM)
  • マイケル・マントラー : The School of Understanding (1997年、ECM)
  • スティーヴ・スワロウ : 『スワロウ』 - Swallow (1992年、XtraWATT)
  • アーティ・トラウム : South of Lafayette (2002年、Roaring Stream)
  • ロバート・ワイアット : 『クックーランド』 - Cuckooland (2003年、Rykodisc)

脚注

  1. ^ Mantler, Karen. “Karen Mantler by Karen Mantler”. WattXtraWatt.com. 2016年3月28日閲覧。
  2. ^ Thom Jurek (2014年6月13日). “Business Is Bad - Karen Mantler | Songs, Reviews, Credits, Awards”. AllMusic. 2014年8月26日閲覧。

外部リンク




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