カプリソーネとは? わかりやすく解説

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カプリソーネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/22 14:58 UTC 版)

ハイベイの大型倉庫の外観は、イメージ、形状、カラーデザインともに、カプリサンのスタンドアップパウチの段ボールパッケージをモデルにしています。

カプリソーネCapri-Sonne)とは、ドイツの飲料メーカーであるヴィルド英語版が発売している果実飲料のことである。アメリカではCapri-Sunという商品名でクラフト・ハインツから発売されている[1][2]

ドイツ語では、Capri-Sonneは、「カープリゾネ」と発音するが、日本において販売が開始された際に、カプリソーネとの商品名が付され、日本ではカプリソーネの商品名が定着し、現在に至っている。

ドイツでは、2017年にアメリカで使用されているものと同じCapri-Sunに商品名が変更された。

特徴

この商品の特徴として、容器に缶や瓶を使用せず、軟質のアルミパック(パウチパック)に飲料が充填されていることが挙げられる。

飲む際は先のとがったストローで、容器の上半分に表示されている点に突き刺し穴を開けてストローで飲む。

ただし、ストローで突き刺して穴を開ける方法は、時として失敗することもあるため、日本発売時に、メーカーは「誰でもできる」方法(端の切込みから容器を少し開け、そこにストローを挿す方法)と、「キミならできる」方法(容器にストローを突き刺す)の2つを提示していた。

軟質のアルミパックを使用していることから、家庭の冷凍庫で凍らせ、シャーベットとして食べることができ、穴を開けない状態であれば保冷剤代わりに使用したり、氷の代わりに涼を取るために用いることも可能である。

味は果実ベースで、さまざまな種類が発売されている。

本国のドイツやアメリカにおいては、「子供向けの飲み物」のイメージが強い。

日本におけるカプリソーネ

カプリソーネは、1979年に江崎グリコがヴィルド社とライセンス契約を結び、1980年に近畿地区で販売を開始し、1984年に全国販売された。

松田聖子ゆーとぴあなどがCMに起用されたが、1989年に契約を解消し、販売終了となった。

その後、ライセンスは宝酒造に移譲されたが、宝酒造が製造したのは「ビタミンパーラー」など栄養成分を強化した果実飲料「パーラーシリーズ」であり、カプリソーネの特徴であるアルミパックを取りやめ、缶やペットボトルが容器に用いられた。このパーラーシリーズは2006年をもって富永貿易にライセンスが移譲され、2007年3月から販売された。

2000年代以降は、輸入食品を扱う店舗などで、海外で生産されたカプリソーネを購入することができる。

脚注

  1. ^ 米国の異性化糖の需給動向”. 独立行政法人 農畜産業振興機構 (2015年8月10日). 2018年2月24日閲覧。
  2. ^ ドイツ語のSonneは英語で太陽を意味するSunと同義語である。

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