オレゴン電気鉄道とは? わかりやすく解説

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オレゴン電気鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 17:53 UTC 版)

オレゴン電気鉄道
オールバニを通過するオレゴン電気鉄道の電車
基本情報
所在地 アメリカ合衆国オレゴン州
起点 ポートランド
終点 ユージーン
駅数 87駅(支線含む)
開業 1908年1月1日
廃止 1994年12月31日
所有者 オレゴン電気鉄道→スポケーン・ポートランド・アンド・シアトル鉄道バーリントン・ノーザン鉄道
運営者 オレゴン電気鉄道→スポケーン・ポートランド・アンド・シアトル鉄道→バーリントン・ノーザン鉄道
路線諸元
路線距離 122マイル
軌間 1435mm
電化区間 全線電化(1945年まで)
電化方式 直流600 V,架空電車線方式(1906-1912)・直流1200 V,架空電車線方式(1912-1945)
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オレゴン電気鉄道(オレゴンでんきてつどう、:Oregon Electric Railway)はかつてアメリカ合衆国オレゴン州ポートランドから、同州ユージーンまでを結んでいた鉄道である。1933年の定期旅客運用の終了、1945年の電化廃止を経て、1994年に全廃された。

歴史

1908年1月にポートランドセイラム間が開業[1]。1910年にスポケーン・ポートランド・アンド・シアトル鉄道に買収され、1912年にはユージーンに延伸した。1931年には渋滞の悪化や利用者の低迷を理由にポートランドの一部の区間の運行を停止[2]。1933年までには残りの区間の旅客運用も終了した[3]。その後1945年には電化設備の廃止により貨物運用もディーゼル機関車による牽引に切り替わった[4]。1970年にスポケーン・ポートランド・アンド・シアトル鉄道を含む複数の鉄道会社が合併しバーリントン・ノーザン鉄道が誕生、その後もしばらくは同区間で貨物列車の運行を続けていたが1994年12月31日にポートランド近郊のライトレールシステムであるMAXの建設に伴い残存していた旧オレゴン電気鉄道の区間は廃止された[5]

脚注

  1. ^ "New Track Construction in 1907". Electric Railway Review. XIX (1): 4. January 4, 1908.
  2. ^ "Oregon Electric to Quit City Line: Interstate Body Permits Track Abandonment". The Morning Oregonian. May 27, 1931. p. 24.
  3. ^ Oregon Electric Railway” (英語). www.oregonencyclopedia.org. 2025年5月24日閲覧。
  4. ^ Hilton, George W. & Due, John Fitzgerald (1960). The Electric Interurban Railways in America. Stanford, California: Stanford University Press. OCLC 237973.
  5. ^ "Oregon Electric Railway Company (cessation of employer status)" (PDF). June 9, 1970. Retrieved December 22, 2023.



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