エレクトロン_(人工衛星)とは? わかりやすく解説

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エレクトロン (人工衛星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 07:06 UTC 版)

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エレクトロンロシア語: Электрон、「電子」の意味)とは、ソビエト連邦人工衛星である。地球の放射線帯(ヴァン・アレン帯)の観測を目的とし、1964年に4機が打ち上げられた。1つのロケットにつき2機の衛星が搭載され、それぞれを別の楕円軌道に乗せることで、放射線帯の異なる部分を同時観測することを可能とした。

内側の軌道を周回した1号・3号と外側を周回した2号・4号では別設計の機体が用意された。1号・3号は直径0.75m、高さ2.5mの円筒形で、重量は350kgだった。2・4号は直径1.8m、高さ2.4mのキューポラ型で、重量は445kgだった。異なる高度から放射線帯内部の電子を測定したほか、宇宙線流星塵等も観測した。

運用

衛星 打ち上げ日時 重量 軌道高度[1]
エレクトロン1号 1964年1月30日 350kg 409 x 6,761km
エレクトロン2号 445kg 9,470 x 58,952km
エレクトロン3号 1964年7月10日 350kg 405 x 6,638km
エレクトロン4号 445kg 457 x 66,261km

参考文献

  1. ^ NSSDC Master Catalog”. NASA NSSDC. 2010年6月22日閲覧。 (1964-006A, 1964-006B, 1964-038A, 1964-038B)

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