エピレーシックとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > ヘルスケア > レーシック用語 > エピレーシックの意味・解説 

エピレーシック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/17 23:53 UTC 版)

エピレーシックEPI-LASIK )とは、視力矯正手術の一種。

概要

エピケラトームと呼ばれる器機を使用して約50マイクロメートル角膜上皮のみの薄い蓋(フラップ)を作成し、エキシマレーザーを照射することによって近視・遠視・乱視を矯正するレーシックの術式の一つである。フラップはやがて剥がれ落ち、新しい角膜上皮が再生する。そのため通常のレーシックと異なり、強い眼の衝撃でもフラップがずれることはない。PRKラセックなどと同様に表面照射という術式に分類される。他の表面照射の屈折矯正手術と同様にボーマン膜をレーザーで除去し、角膜実質層を削ることで視力を回復する。

利点

  • 通常のレーシックと異なり、目に対する強い打撃や衝撃でもフラップがずれたりすることがない。
  • PRKよりも視力の回復や安定が早いといわれている。
  • フラップを作成するのにアルコールなどの薬品を使用しない為、それに伴う正確性の低下・角膜への負担などのリスクの心配が少ない(「ラセック」を参照)。

欠点

  • 術後痛みがあるため、3~7日程度保護用のコンタクトレンズを着用する必要がある。
  • 表面照射に分類される術式であるため、通常のレーシックに比べヘイズ(角膜屈折矯正手術後、角膜上皮の再生・治癒反応に伴い現れることのある角膜の混濁)が起こる可能性が高い。
  • エキシマレーザーを照射する手術なので、ハログレアの出現、コントラストが低下するなどの症状はレーシックと同様に出る可能性がある。

脚注

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エピレーシック」の関連用語

エピレーシックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エピレーシックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
レーシック・ネットレーシック・ネット
Copyright (C) Japan medical net communications co.,ltd All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエピレーシック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS