エスポーシトとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エスポーシトの意味・解説 

エスポージト

(エスポーシト から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/17 07:00 UTC 版)

エスポージトイタリア語:Esposito)は、イタリア半島起源の姓である。カンパーニア地方の中での正確な由来について、具体的には、ナポリ市かその近郊かについては諸説ある。エスポージト姓の人がいたら、その祖先を辿ると間違いなくナポリ付近である。

伝統的には、この姓は大昔のイタリアで捨て子と養子養女に出された子たちにつけられたとされている。Ospizio degli esposti、直訳すると「暴露施設」と称される捨て子拾い子病院か教会に由来する。イタリアが統一されたとき、出自が知れる姓をつけることは法律で禁止された。

姓には2つの意味がある。1つはよく知られていて、ラテン語のexpositus、動詞exponōの過去分詞である。文字通りには「外に(ex-)置かれた(positus)」で、「(家の)外に置かれた」を意味する。イタリア語のesposito、その由来である動詞exponereも同様の意味を持つ。

もう1つは、ラテン語のex postium、直訳すると「その土地から」。これは他の非嫡出子の名もある。最も有名なものは、レオナルド・ダ・ヴィンチであり、ダはイタリア語の「の」、ヴィンチはフィレンツェの近くの小さな町の名、そこでレオナルドは生まれた。似たものに、「ナポレターニ(Napoletani,ナポリ出身者)」「ジェノヴェージ(Genovesi、ジェノヴァ出身者)」「ロマーノ(Romano、ローマ出身者)」「プッリージ(Puglisi、プッリャ州出身者)」などがある。

ほぼイタリア全土に広がる類似のものは、Sposito(スポシト), Esposto(エスポスト), D'Esposito(デスポシト), Esposti(エスポスティ), デッリ・エスポシティ(Degli Espositi)などがある。最後のものはボローニャ方言の語形である。

エスポージト姓の著名な人物

  • アンジェロ・エスポシト - カナダのアイスホッケー選手。
  • アンドレア・エスポージト - イタリアのサッカー選手。
  • ヴィンチェンツォ・エスポージト - イタリアの野球コーチ。
  • カルミーネ・エスポジート - イタリアのサッカー選手。
  • ジェニファー・エスポジート - 米国の女優。
  • ジャンカルロ・エスポジート - 米国の俳優。
  • ジョン・エスポシト - 米国の国際政治学者、イスラム研究者。ジョージタウン大学教授。
  • デンニス・エスポージト - イタリアのサッカー選手。
  • ディノ・エスポシト - MSDNコラムニスト。
  • ザック・エスポシト - 米国のアマチュアレスリング選手。
  • サム・エスポシト - 米国の大学野球コーチ。
  • ジョン・デスポシト - 米国の起業家、作家。
  • スコット・エスポシト - 米国の大学芸術家。
  • トニー・エスポジト - カナダのアイスホッケー選手。
  • トーマス・エスポシト - 米国の弁護士。
  • フィル・エスポジト - カナダのアイスホッケー選手。トニーの兄。
  • マイク・エスポシト(多数)
  • マッシミリアーノ・エスポジー - イタリアのサッカー選手。
  • マウロ・エスポージト - イタリアのサッカー選手。
  • メリアン・エスポシト - 米国の料理番組司会者。
  • モニカ・エスポジト - イタリアの歴史学者。
  • ラッファエーレ・エスポージト - イタリア飲み屋の主人。
  • ラリー・W・エスポシト - 米国の天文学者。
  • ロザーリオ・エスポシト - イタリアのカトリック聖職者。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  エスポーシトのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エスポーシト」の関連用語

エスポーシトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エスポーシトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエスポージト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS