ウズベキスタンやタジキスタンのシャシュマカーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/08 14:55 UTC 版)
「マカーム」の記事における「ウズベキスタンやタジキスタンのシャシュマカーム」の解説
シャシュマカーム(Shashmaqom、6つのマカームを意味する)は長大な一連の曲の集まり、組曲である。ラーストならラーストという「音階・旋法」で統一された声楽曲や器楽曲の集まり、そしてその体系である。音楽体系とも言い得る。シャシュマカームには以下の6つの「旋法」があり、6つの長大な「曲群」にあたる。 ブズルク(Buzruk) - 「大旋法」の意。 ラースト(Rost) - 「真の旋法」の意。 ナヴァー(Navo) - 「旋律的旋法」の意。 ドゥガーフ(Dugokh) - 「第2旋法」の意。 セガーフ(Segokh) - 「第3旋法」の意。 イラーク(Irok) - 「イラクの旋法」の意。 17世紀ころにブハラやホラズムの宮廷音楽家によってかたちづくられていった。タスニフ(tasnif, テスニフとも)、タルジェ(tardzhe)、ガルドゥン(gardun)、ムハマス(mukhammas)、サキル(sakil)の5つの楽章からなるムシキロト(mushkilot, 「困難」の意、器楽部分)とサラフバル(sarakhbar)、タルキン(talkin)、ナスル(nasr)、ウファル(ufar)の4楽章からなるナスル(nasr, 「散文」の意、声楽部分)から構成されている。
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