アンフィジニウム属とは? わかりやすく解説

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アンフィジニウム属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/13 19:11 UTC 版)

アンフィジニウム属
Amphidinium sulcatumの側面図。amy.:アミロイド体, chr.:色素胞, ep.:横溝の前の細胞の前部, fl.p.:鞭毛孔, l.f., 縦溝, n.:細胞核, tr.f.:横溝と鞭毛, vac.:液胞
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
階級なし : ディアフォレティケス Diaphoretickes
階級なし : SARスーパーグループ Sar
上門 : アルベオラータ Alveolata
: 渦鞭毛虫門 Dinoflagellata
: 渦鞭毛藻綱 Dinophyceae
: ギムノディニウム目 Gymnodiniales
: ギムノディニウム科 Gymnodiniaceae
: アンフィジニウム属 Amphidinium
Clap. & J.Lachm. 1859

アンフィジニウム属(Amphidinium)は、渦鞭毛藻の分類の1つである。タイプ種 Amphidinium operculatumであり、モデル生物として用いられるAmphidinium carteraeも含まれる。

アンフィジニウム属は葉緑体を持つ。葉緑体ゲノムは特殊で、単一の連続した環状ゲノムではなく、プラスミドと相同の2-3kbpの多くのミニサークルからなる。大部分のミニサークルは、わずかなタンパク質のみをコードする遺伝子であり、多くは1つの遺伝子のみを持つ。Amphidinium carterae葉緑体ゲノムのように、既知の転写産物を持たないミニサークルの報告があるが、これらは褐虫藻のC3型光合成ゲノムには見られなかった。ミニサークル由来の転写産物は、真核生物のプロセッシングに特有のポリアデニル化によるポリA鎖の付加等を行わず、3'末端へのポリU鎖の付加等の真核生物に典型的ではないプロセッシングがなされる。ミニサークルに由来するアンチセンス転写産物もできるがポリU鎖を欠く。

脚注

関連項目

  • ルテオファノール - この属の種に存在するアンフィジノールの一つ。



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