アデュフェ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/03 17:19 UTC 版)
アデュフェ | ||
---|---|---|
各言語での名称 | ||
|
||
![]() |
||
分類 | ||
アデュフェ[1](英: Adufe)は、ムーア起源の伝統的な四角いタンバリンで、ポルトガルであったり、スペインのガリシア州や他の地域で使用されている[2][3]。
歴史
ポルトガルの打楽器で、カステロ・ブランコ県のベイラ地方で伝統的に使用されていた。イベリア半島の他の多くの地域でも使用されており、同様の楽器は北アフリカにも見られる。通常はキリスト教の宗教行列に使用されるが、地元の祭りや畑仕事における音楽隊によっても使用されてきた。伝統的に女性のみが演奏していた[4]。しかし、宗教的なタイミングでない時には、男性が演奏するようなこともあった。
特徴
アデュフェは通常、松で作られた四角または長方形のフレームドラムで、その上にヤギの皮が取り付けられている。フレームのサイズは一般的に、各辺が12インチから22インチ、厚さは1インチから2インチとなっている。皮は側面に縫い付けられ、縫い目は色付きのリボンで覆われている。内部には心地よい音を奏でるため、小さな種や小石が入れられている。アデュフェは完全に手作りの楽器である。
脚注
- ^ 「アドゥフェ」の表記もある。
- ^ “Roots of Rhythm - Chapter 1:The Adufe from Portugal”. Roots of Rhythm. 2008年2月13日閲覧。
- ^ “"Diccionario histórico lengua española"” (スペイン語). 2023年11月19日閲覧。
- ^ Christo, Nuno. “Adufe”. 2008年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月13日閲覧。
関連項目
- アデュフェのページへのリンク