アデマール死後の十字軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 06:01 UTC 版)
「アデマール・ド・モンテイユ」の記事における「アデマール死後の十字軍」の解説
軍勢は指導者の一人アデマールを失い諸侯の対立が治まらず、食糧不足のためエルサレムへの前進は止まってしまった。他の諸侯とは違いアデマールに対しては表だって対立する者もいなかったこともあり、精神的指導者アデマールの不在は十字軍の指揮系統にとって大きな打撃となった。下級兵士たちはなおアデマールが指導者であったと考え続け、後の1099年のエルサレム攻囲戦においては、「アデマールの霊が現われて城壁の周りを行進せよと教えた」と主張する兵もいた。実際に城壁の周りを回った軍勢は途中で城壁の弱点を発見し、そこからエルサレムは陥落する。
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