アキツホとは? わかりやすく解説

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アキツホ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 20:03 UTC 版)

玄米

アキツホ(あきつほ)は、イネ品種の1つ。1962年(昭和37年)に旧農林省東海近畿農業試験場において、ヤマビコ(東海7号)を母、GA-3(日本晴)を父として人工交配し、系統育種法によって選抜固定した粳種である[1]。登録番号は水稲農林224号(1972年5月登録)[1]。旧系統名は東海33号[1]。名前の由来は、日本の古名である「秋津島(あきつしま)」と、イネの「穂」(ほ)から。

酒造適性米として使用されるようになった品種である[2]

品種特性

収穫前の稲穂

東海以西の、温暖な平坦地から中山間地での栽培に適する[1]早晩性は中生に属する。稈長は80センチ内外。ごま葉枯病には弱いが、いもち病に強く、イネカラバエ耐虫性が強い。穂発芽性は日本晴と同程度の「やや難」[1]。強稈で耐倒伏性が強いため栽培しやすく、安定した収穫を図る目的に向く品種である。

玄米の粒の大きさは日本晴より大きく、中大粒であり、光沢がある。食味は良好[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f 11.アキツホ”. 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター. 2025年5月29日閲覧。
  2. ^ 酒造原料米用多収性有望品種の選定”. 高知県農業技術センターニュース 第87号. 2025年5月29日閲覧。



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