アエティオン (画家)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アエティオン (画家)の意味・解説 

アエティオン (画家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/20 06:31 UTC 版)

アエティオン古希: Ἀετίων, Aetiōn)あるいはエキオン古希: Ἐχίων, Echīōn)は、紀元前4世紀ごろの古代ギリシアの画家である。ルキアノスが『ヘロドトスあるいはアエティオン』においてアレクサンドロス大王ロクサーネの結婚を主題とする絵画を描いたと言及していることで知られる[1]。この絵画はオリュンピア競技祭で展示されたときに賞賛を巻き起こし、審判者の1人プロクセニダス(Proxenidas)が自分の娘を画家に与えたと伝えられている。アエティオンは特に色彩を混ぜ合わせ重ねる技術に優れていたようである。一般的にアエティオンはアレクサンドロス大王の時代に生きていたと考えられているが、ルキアノスの記述は画家がハドリアヌスアントニヌス・ピウスの時代に生きたことを明確に示している。アロイス・ヒルト英語版は、ルキアノスがアエティオンとして高く評価しているアレクサンドロス大王の結婚を描いた画家の名前はエキオンの転訛であるとしている[2][3]


  1. ^ ルキアノス『ヘロドトスあるいはアエティオン』。
  2. ^ Gesch. d. Bild. Kunste, w.265-268.
  3. ^ Dictionary of Greek and Roman Biography and Mythology, Vol.1, p.51.
  4. ^ Venus and Mars”. ナショナル・ギャラリー公式サイト. 2020年9月18日閲覧。


「アエティオン (画家)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  アエティオン (画家)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アエティオン (画家)」の関連用語

1
アエティオン 百科事典
72% |||||

2
36% |||||


アエティオン (画家)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アエティオン (画家)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアエティオン (画家) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS