はるみ (米)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/01/05 00:30 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動
概要
2016年神奈川県主要農産物奨励品種決定審議会の審査により、神奈川県水稲奨励品種に決定し、神奈川県の主力品種であるキヌヒカリの後継品種として普及がすすめられている。尚、民間が独自に育成した水稲品種が県奨励品種になったのははるみが初めてである。
日本穀物検定協会が認定する食味ランキングにおいて2016年に初出品で特Aに認定された[1]。 開成町などの神奈川県内町では、ブランド化と高品質化を進めている[2] [3][4]。
育成経緯
キヌヒカリの後継品種を目指し、神奈川県平塚市にある JA 全農 営農・技術センターにてコシヒカリとキヌヒカリの人工交配を実施した[5]。
F1世代を養成、F4世代で単独系統選抜、以後系統育種法にて選抜・固定、F8世代に「湘南 6 号」の系統名を付した[5]。2014年品種登録され、育成地である神奈川県の相模湾の晴れた海よりはるみの名称になった。
かながわ西湘農業協同組合は食味値が優れるはるみを「さかわのめぐみ」で販売し、高級ブランド化を進めている[6]。
官能特性
コシヒカリに比べ、香りとつや・総合で優れる[5]。表層老化度がコシヒカリより低く、冷めても硬くなりづらい。
脚注
- ^ 平成元年産からの特Ａランク一覧表 日本穀物検定協会 (PDF)
- ^ “足柄平野で米の収穫が本格化 新品種「はるみ」への期待膨らむ”. 小田原箱根経済新聞. (2017年9月19日) 2017年9月20日閲覧。
- ^ “特Ａ米たわわ 社会かながわ米「はるみ」に期待”. タウンニュース. (2017年9月23日) 2017年9月27日閲覧。
- ^ “小田原から足柄平野で育った新品種の米「はるみ」販売開始へ”. 小田原箱根経済新聞. (2017年10月18日) 2017年10月27日閲覧。
- ^ a b c ＪＡ全農育成の水稲良食味品種「はるみ」について 全国農業協同組合連合会 (PDF)
- ^ “かながわ旬菜ナビ | デジタル3ch テレビ神奈川” (日本語). www3.tvk-yokohama.com. 2019年3月16日閲覧。
関連項目
外部リンク
- グリーンレポート - JA全農
- 水稲奨励品種「はるみ」の普及 - 神奈川県
- はるみ米 神奈川県公式観光サイト観光かながわNOW
- はるみ_(米)のページへのリンク
