つやま自然のふしぎ館とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > つやま自然のふしぎ館の意味・解説 

つやま自然のふしぎ館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 04:38 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
つやま自然のふしぎ館
岡山県内の位置
施設情報
専門分野 自然史
館長 森本信一
管理運営 津山社会教育文化財団
所在地 岡山県津山市山下98-1
位置 北緯35度3分39.5秒 東経134度0分17.4秒 / 北緯35.060972度 東経134.004833度 / 35.060972; 134.004833座標: 北緯35度3分39.5秒 東経134度0分17.4秒 / 北緯35.060972度 東経134.004833度 / 35.060972; 134.004833
外部リンク www.fushigikan.jp
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示

つやま自然のふしぎ館は、1963年11月に世界各地の動物から作った、実物のはく製を中心とした自然史の総合博物館として開館した。

建物として使われているのは元々、旧「津山基督教図書館高等学校夜間部」の校舎である[1]

由来

立ち上げたのは森本慶三である。元々「錦屋」という津山市でも屈指の呉服店の跡継ぎとして育てられた慶三だったが、自分には商いの才能がないと悟ると錦屋を廃業し、残った財産で「津山基督教図書館」、「津山基督教図書館高等学校」、そして「つやま自然のふしぎ館」を約30年間かけて立ち上げた。当時、個人の財産で自然史の博物館を開設するのは画期的な事業であった[2]

展示

展示されている動物類のはく製の種類は約800種類ある[3]。1958年に制定された希少動物の取引を制限するワシントン条約以前に集められたものばかりであり、現在は入手不可能なものも多い。動物類だけでなく、化石や鉱物の展示コーナーもあり、これらも現在は閉山した鉱山などから集められたものであり、地味ながら非常に希少なコレクションの宝庫となっている。

また、創設者の森本慶三氏の遺言により本人の臓器が展示されているのもつやま自然のふしぎ館の特徴である[4]

元々「津山科学教育博物館」という名称だったが、格調高いネーミング故に硬いイメージを連想させてしまうという懸念から2004年から現在の「つやま自然のふしぎ館」に改名されている[5]。展示だけではなく、地元の高校生と連携し、夜の暗い博物館を懐中電灯片手に見学するナイトミュージアムなどのイベントも行われている。

利用案内

開館時間
9:00 - 17:00
休館日
年末年始(12月29日 - 1月2日)
入館料
大人(高校生以上)700円
小人(小・中学生)600円
幼児(4・5歳)400円
団体20人以上各100円引き
70歳以上・身体障害者割引あり

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 岡山文庫 つやま自然のふしぎ館 森本信一著 2010年 14P
  2. ^ 岡山文庫 つやま自然のふしぎ館 森本信一著 2010年 3-4P
  3. ^ 岡山文庫 つやま自然のふしぎ館 森本信一著 2010年 15P
  4. ^ つやま自然のふしぎ館 学習ガイドブック つやま自然のふしぎ館編・発行 2004年 8-9P
  5. ^ 岡山文庫 つやま自然のふしぎ館 森本信一著 2010年 16P

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「つやま自然のふしぎ館」の関連用語

つやま自然のふしぎ館のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



つやま自然のふしぎ館のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのつやま自然のふしぎ館 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS