ちんちん電車_(随筆)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ちんちん電車_(随筆)の意味・解説 

ちんちん電車 (随筆)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/17 06:17 UTC 版)

ちんちん電車(ちんちんでんしゃ)は、獅子文六1966年(昭和41年)に発表した随筆集である。

作品の概要と出版状況

1966年、東京の路面電車の廃止が決まり、獅子文六は、東京に市街電車が開通した1903年(明治36年)、慶應幼稚舎在学中だった頃から寄宿舎からの里帰りにしばしば乗っていた「ちんちん電車」への愛惜をこめて、当時の電車にまつわる逸話を、大正、昭和時代の風俗、街並み等を回想しながら17章にわたって綴った。

「ちんちん電車」は1966年、吉岡堅二と六浦光雄が挿絵、原弘が装幀を担当し、書き下ろしの単行本として朝日新聞社から出版された。1970年代から長らく絶版状態にあったが、2006年、河出書房新社から再出版され、大正、昭和時代の東京の交通事情や路面電車の有り様を今に伝える名随筆として親しまれている。

収録作品タイトル

タイトルの表記は原書に拠る。

  1. なぜ都電が好きなのか
  2. “ちんちん”の由来
  3. 品川というところ
  4. 泉岳寺-札の辻
  5. 芝浦
  6. 東京港-新橋
  7. 新橋-銀座
  8. 銀座-京橋
  9. 日本橋
  10. 続・日本橋
  11. 神田から黒門町
  12. 広小路-池の端
  13. 山下-公園
  14. 上野-浅草
  15. 六区今昔
  16. 観音堂と周辺
  17. 電車唱歌

出版記録

補足事項

  • 河出書房新社からの再版にあたっては、朝日新聞社版の挿絵がそのまま再録された。

「ちんちん電車 (随筆)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ちんちん電車_(随筆)」の関連用語

ちんちん電車_(随筆)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ちんちん電車_(随筆)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのちんちん電車 (随筆) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS