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- 女陰の古き和名なり。『日本霊異記』に「経師婬心熾発、踞於嬢背、挙裳而婚、随〓入〓、攜手倶死」とある「〓」は「まら」、「〓」は「しなたりくぼ」と訓すべき字なりと云ふ。「也」は女陰の象形文字なれども、これに門を加へしは我国にて造りし字ならん。「くぼ」の解は別項にあり。「しなたり」とは「したたり」にて、淫液の滴(したた)る凹なりとの説あり。
- 〓。女陰の古語。「日本霊異記」に「経師淫心熾発、踞於嬢背挙裳而婚、随〓(マラ)入〓攜(シナタリクボ)手倶死」。とあり。淫液したたるくぼ(女陰の古称)との意。前条(※「しなたり」)参照。
- 『日本霊異記』訓註に「〓」シナタリクボと見えたり。女竅の古語。
- 女の陰部のこと、シナダリから出た語。
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