しげのゆうことは? わかりやすく解説

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しげのゆうこ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/15 03:18 UTC 版)

しげの ゆうこは、日本ジャズ・シンガー。

来歴

4歳から、大阪の金沢ピアノ塾でクラシックピアノを習う。

大阪府立茨木高等学校卒業。高校在学中にジャズに感銘を受け、ジャズ・ピアノとジャズ・ボーカルの基礎を学ぶ。津田塾大学学芸学部英文学科卒業。大学時代より、ジャズ・ボーカルおよびピアノの弾き語りを始める。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校に留学。英米文化、比較文化専攻。さらに卒業後、数回渡米し、ボイストレーニング、言語学、音声学発声指導法ならびに発音指導法を学ぶ。

バンド・デビュー

20代でロック・バンド、女的(ガールティック Girltique)[1]のボーカリスト「鬼姫」(おにひめ、通称:姫)としてデビュー(ティアードロップス/CROWN records)。メンバーには、ギタリストのナオ(現 Pastel Blue Label、Pastel drop vocal academy副代表)、ベーシストのTAKA(後にZ.O.Aに加入)、SEIGO(後にTHE DEAD P☆P STARS に加入)、Ann、ドラムのJUN(後にLADIES ROOMに加入)、愁(後にAIONに加入)、古江俊裕(ex てつ100%)、TOSHI、JAKE(伊秩弘将、てつ100%などをサポート)などが在籍した。

ロック雑誌『ロッキンf』(We ROCK/ロッキンfの前身)付録音源 GIRL TIQUE『ワライトバスナ』(1991年4月号 We ROCK/ロッキンf)発表。ライブ・ステージとして渋谷公会堂日清パワーステーションクラブチッタ川崎目黒鹿鳴館、目黒ライブ・ステーション等で活動。全国ツアー先として大阪・京都・名古屋・福岡・広島・岡山・大分・新潟・埼玉・神奈川・北海道(FAST DROWのオープニング・アクトとして出演)。NHK BS2では 日清パワーステーションでのライブ映像(パーソナリティー、つみきみほ)がオンエアされる。

アイドルをはじめ、メジャー・アーティスト(AURAなど)のコンサートやスタジオ・ワークに、コーラスやキーボーディスト(オルタナティブ・バンド、Z.O.Aのライブに参加)として多数参加。コマーシャル・シンガーとしても、資生堂ヴィヴァーチェ、花王 8×4、クールコロン、カルビーポテトチップスハウス・フルーツインゼリー、JOMO(ジャパンエナジー)等のCMで歌唱。また、三菱油化のイメージ・キャラクターとして姫とナオが広告に載る。

音楽雑誌『プレイヤー』(プレイヤーコーポレーション)や『バンドやろうぜ』(JICC出版)、宝島社のスコア譜の採譜、解説を執筆する。

ジャズ・ボーカリストとしてデビュー

それから後、ジャズ・シンガーおよびR&Bのシンガーとして転向した[2]

2003年度、第19回ジャズワールド主催「日本ジャズヴォーカリスト賞新人賞」受賞。セルリアンタワー東急ホテル「Jz Brat」、「六本木サテンドール」、「関内BarBarBar」、「大阪ミスター・ケリーズ」、「名古屋スター・アイズ」等のライブハウス出演の他、横浜ジャズプロムナード、[ 横須賀ジャズドリーム]、帝国ホテルジャズコンプレックス(帝国ホテル東京、帝国ホテル大阪会場)、赤煉瓦サマー・ジャズin舞鶴、日比谷公会堂JAZZ DAY(ジャズの日)、大阪高槻ジャズストリート等のイベントにも出演。又、歌手の傍ら音楽学校や音楽事務所でボイストレーニングと歌唱の講師を務める。パステルドロップヴォーカルアカデミー東京校、大阪校を主宰。

2006年9月、パリ、プラハでプロモーション・ライブを敢行。

2008年6月に、What's New Recordsより、オリジナル曲2曲を含む4管入りの意欲作となるCD『月の誘惑 / Old Devil Moon』を発売。スイングジャーナル、ジャズライフ、ジャズ批評など各誌で紹介される。

2009年度スイングジャーナルゴールドディスク大賞ノミネート。

2012年度、ジャズワールド主催 日本ジャズボーカル賞・優秀歌唱賞を受賞。

2013年5月、ニューヨークでドン・フリードマン・トリオとライブ(ザ・キタノホテル ニューヨーク)を行う。

ディスコグラフィ

ソロ・アルバム

  • 『Black or White』 (2006年9月、Blue in Green / Real blue) ※yuno名義。アメリカでの発売。日本での発売は同10月
  • 『月の誘惑』 - Old Devil Moon (2008年、What's new records)
  • 『シャイニー・ストッキングス』 - Shiny Stockings (2011年10月5日、SPACE SHOWER MUSIC / 24 JAZZ JAPAN)
ドン・フリードマンとのニューヨーク・レコーディング。テナー・サックス奏者のティム・アーマコスト(Tim Armacost)、ベーシストのフィル・パロンビ(Phil Palombi)、ドラマーのトニー・ジェファーソン(Tony Jefferson)が参加している。
  • 『サークル・ワルツ』 - Circle Waltz (2014年3月5日、SPACE SHOWER MUSIC / 24 JAZZ JAPAN)
ニューヨークでドン・フリードマン・カルテットとレコーディング。ドンの『サークル・ワルツ英語版』のボーカリーズ作品。アルバムタイトル曲の「Circle Waltz」は、しげのが作詞している。前作同様、ドン・フリードマン、ティム・アーマコスト、フィル・パロンビ、新たにドラマーの高橋信之介が参加。
  • 『Screen Mode 〜My Favorite Things〜』 (2016年3月23日、UNIVERSAL MUSIC / Pastel blue Label)
ニューヨークでのレコーディング。「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」(『タイタニック』)、「オールウェイズ・ラヴ・ユー」(『ボディガード』)、「チェンジ・ザ・ワールド」(『フェノミナン』)などの映画作品の主題歌を中心にジャズ・アレンジによってレコーディングされたアルバムとなっている。
  • 『Screen Mode Edition』 (2017年、Pastel Blue label) ※会場限定CD
  • 『New Romantic Paradise』 (2018年、Universal D) ※with サイラス・チェスナット
  • 『The Real Me』 (2020年、Pastel drop label)[2]

女的(ガールティック)

  • 『四重人格』 (1988年、Heaven's Heaven)
  • 『う・そ・つ・き』 (1990年、Moon Drops) ※EP

著書

  • 2012年6月30日 『パーフェクト・ボイストレーニング 腹式呼吸にこだわるな! 発声と発音をリンクさせた画期的練習法』中央アート出版社 ISBN 9784813606819

脚注

  1. ^ Girl Tique - Encyclopaedia Metallum: The Metal Archives”. metal-archives.com. 2021年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年3月14日閲覧。
  2. ^ a b The Real Me by しげのゆうこ - TuneCore Japan

出典

外部リンク




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