いなばのしろうさぎ

デジタル大辞泉

いなば‐の‐しろうさぎ【因幡の白兎】

読み方：いなばのしろうさぎ

出雲神話に出てくる兎。淤岐島(おきのしま)から因幡国へ行くため、鰐鮫(わにざめ)を欺いてその背を渡ったが、最後の鰐鮫に丸裸にされ、さらに八十神(やそかみ)の教えをそのまま信じて潮を浴び、痛くて泣いていたところを、大国主命(おおくにぬしのみこと)に救われる。

世界宗教用語大事典

いなばのしろうさぎ 【因幡の白兎】

日本の神話の一つで、隠岐島の白兎が因幡の気多岬（現・鳥取市白兎海岸）に渡ろうとして鰐鮫をだまして失敗し、皮を剥ぎとられ、八十神にも苦しめられているのを、大国主神に救治される話だが、この兎は兎神として信仰された。