あれが岬の灯だとは? わかりやすく解説

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あれが岬の灯だ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 19:28 UTC 版)

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あれが岬の灯だ
橋幸夫シングル
初出アルバム『橋幸夫傑作集(LV-171)』
B面 君恋い波止場
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター(VS-378)
作詞・作曲 佐伯孝夫(作詞)
吉田正(作曲)
橋幸夫 シングル 年表
潮来笠
(1960年7月5日)
あれが岬の灯だ
おけさ唄えば
(1960年10月5日)
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あれが岬の灯だ」は、1960年8月20日にビクターレコードより発売された橋幸夫の2枚目のシングルである(VS-378)[1]

概要

  • ビクターオーディションに合格して、吉田門下となった橋に、恩師の佐伯孝夫(作詞)、吉田正(作曲)が用意した曲は「潮来笠」「伊太郎旅唄」「あれが岬の灯だ」「君恋い波止場」の4曲で、前2曲がデビュー盤「潮来笠」として発売、後2曲が2枚目シングルとして、その1ヶ月後に発売となった。
  • デビュー前のレッスンで、恩師の吉田に「どれが好き」と聞かれて、「あれが岬の灯だ」が好きと答えた[2]と後に明かしている。
  • 橋自身は、ロカビリー好きで、ギターの練習もしていたこともあり、「あれが岬の灯だ」でのデビューを期待、「『潮来笠』の純日本調に違和感があった」としているが、「(潮来笠の)路線を進めていただいた佐伯先生と吉田先生は正に慧眼だった」と回顧している[3]
  • 吉田は本楽曲について「高音は甘さをくずさないでよく伸び、内容の味を満天に近いほど出すことができている」と評している[4]
  • 本楽曲は、「潮来笠」が発売されて間もない時期にリリースされ、「潮来笠」が大ヒットしはじめると、すぐに3作目の「おけさ唄えば」がリリースされたため、「私は、好きな曲でしたが、『潮来笠』と『おけさ唄えば』にはさまれて地味な存在のシングルになってしまった」としている[5]
  • 1961年に年間で10万枚を売り上げ、ビクターの年間ヒット賞を受賞した[6]

収録曲

  1. あれが岬の灯だ
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  2. 君恋い波止場
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正

収録アルバム

  • ベスト盤への収録はほとんどないが、
    『橋幸夫が選んだ橋幸夫ベスト40曲』(2000年10月4日)VICL-60641~2
    に収録されている。
  • CD-BOXでの収録は以下のとおり。
    『橋幸夫大全集』1993/9 Disc1
    『橋幸夫ベスト100+カラオケ15』2015/10 Disc1
    このほか『吉田正大全集』 1997/9 Disc4にも収録

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
  2. ^ 橋幸夫著『シオクルカサ(潮来笠)の不思議な世界:エピソードで綴る波乱の歌手伝説』ISBN 978-4-87969-106-4 日刊現代(東京)2007/4 34-35頁
  3. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 16-17頁
  4. ^ 『別冊近代映画』1962年12月号通巻104号 81頁
  5. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 22頁
  6. ^ 週刊サンケイ』1962年2月12日号(田家秀樹『読むJ‐POP―1945‐1999私的全史 あの時を忘れない』徳間書店、1999年、59-60頁。ISBN 4-19-861057-6



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