あべ かんいちとは? わかりやすく解説

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阿部完市

阿部完市の俳句

あさきゆめとみしはごまの花なのか
あるいている朝の会議に羽置いて
いたりやのふいれんつえとおしとんぼ釣り
うすく書かれて山から山へ行つた隊
おろしやや目がうれしくてならぬなり
きつねつき風吹き居れば反応す
きりはたりちようつづれさせちよう芸事
この野の上白い化粧のみんないる
ごはん食べて母ていねいに生きにけり
しづかなうしろ紙の木紙の木の林
しもやけしもやけまつさかさまである
すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる
それ青陽のねぱーるのまんなか小字
たすけてほしいのです洋梨くるりくるり
たとえば一位の木のいちいとは風に揺られる
とんぼ連れて味方あつまる山の国
にもつは絵馬風の品川すぎている
ねぱーるはとても祭で花むしろ
ひたと冬見て馬ら秩父市往来す
ひらひらと波と他人と動けば歌
ひらりと生れた本一冊を忘れぬ朝
ふすまなめらかにあき物言い青墓町
みてやれば水素記号のようなり舟の子
みどりの畳に鯉のようにわれはいるなり
みやこが見える白い絵の咲くところから
やらやらと朝やつてくる蝶氏など
やわらかに戦線まがる鶴の下
るんるんと胎児つらぬく砲あつて
ろりろりと印度の少女雲を嚙む
わたしらいそぐかんざしかくしてある山奥
われ四万十川のその川面を打擲す
カンテラ照らす昨日泊つて来た昔
ノートとる月の野山の学生達
ローソクもつてみんなはなれてゆきむほん
一冊の夏のはじめに睡る鶴
一月真言大鯉をぶつ切り居り
一隊の罪があかるし夜の原
三月の紙でつくつた裏あける
三輪車で国境こえるかるくなり
上陸のようなり知人つづいて鶏
下界はやみつばうまくて知人働らく
不発弾ひとつはこんで馬帰る
中国地方へ一点夏馬かすかであつた
今晩かならずこの白百日紅あふれます
他国見る絵本の空にぶらさがり
傘さすならば水田にうかびけり
僕を売るごくごくごくと鈴飲んで
兎がはこぶわが名草の名きれいなり
兎ら妹らしずかに想像している乱
冬眠の蛇のごとくに尊しや
 

「あべ かんいち」の例文・使い方・用例・文例

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