(-)-マクロメリンとは? わかりやすく解説

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(R)‐1‐(3,4‐ジメトキシフェニル)‐2‐(ジメチルアミノ)エタノール

分子式C12H19NO3
その他の名称(-)-マクロメリン、(-)-Macromerine、(R)-1-(3,4-Dimethoxyphenyl)-2-(dimethylamino)ethanol、[R,(-)]-α-[(Dimethylamino)methyl]-3,4-dimethoxybenzenemethanol
体系名:[R,(-)]-α-[(ジメチルアミノ)メチル]-3,4-ジメトキシベンゼンメタノール、(R)-1-(3,4-ジメトキシフェニル)-2-(ジメチルアミノ)エタノール


マクロメリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 01:38 UTC 版)

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マクロメリン
識別情報
CAS登録番号 2970-95-8 
PubChem 165055
ChemSpider 144706 
特性
化学式 C12H19NO3
モル質量 225.284 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

マクロメリン(Macromerine)は、幻覚剤としての性質を持つ、フェネチルアミンの誘導体である。ドナーニャ(Coryphantha macromeris)や、C. macromeris v. runyoniiC. elephantidens等のサボテンから単離される。これらの植物は、タラフマラ族のシャーマンによって用いられてきた。

化学

マクロメリンは、フェネチルアミンの1つであり、メスカリンアナログである。正式な化合物名は、1-(3,4-ジメトキシフェニル)-2-(ジメチルアミノ)メタノールである。

効果

マクロメリンの幻覚作用については、ほとんど分かっていない。K. Troutは、マクロメリンを含むサボテンのバイオアッセイは、「強い吐き気の波が何度も襲い、視覚の歪みや非現実感等の後遺症が使用後何週間もの長期間持続する等、非常に温和だが非常に風変わりだった」と述べている。

しかし、ドナーニャに含まれるマクロメリンの量が0.1%以下であることを考えると、マクロメリン成分によって幻覚作用を起こすには、数ポンドもの乾燥サボテンが必要である。恐らく、サボテンに含まれる全てのアルカロイドがドナーニャの幻覚作用に寄与していると考えられる。

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