Keep On Fighting ツアー

Keep On Fighting

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/13 08:44 UTC 版)

ツアー

本作を受けてのコンサートツアーは「LIVE 2003 KEEP ON FIGHTING野外Live Tour」と題し、2003年7月19日の大阪WTCオープンエアスタジアムを皮切りに、8月16日の鹿児島県立鴨池野球場まで野外ライブのみで4都市全4公演が行われ[1][2][12]、8月10日の横浜赤レンガパークの模様を収録したライブDVD『Keep On Fighting LIVE 2003 夏』を11月26日にリリースした。

さらに同年には「LIVE 2003 KEEP ON FIGHTING」と題し、9月13日のハーモニーホール座間を皮切りに、12月17日の沖縄コンベンションセンターまで29都市全29公演が行われた[2][1]

批評

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的[13]
GiGS肯定的[14]
タワーレコード肯定的[15]
別冊カドカワ 総力特集 長渕剛肯定的[6]
文藝別冊 長渕剛 民衆の怒りと祈りの歌肯定的[7]
  • 音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「いつもながらの気迫に加え、ヒップホップ風の(2)、なぜかレゲエの(3)など、楽曲のバラエティも豊か。また、(10)や(5)など初期の瑞々しいメロディを思い出させる曲が多いのも魅力」、「バラード曲『しあわせになろよ』、『八月の雨の日』や、彼らしいアコースティック・ヒップホップの趣を感じさせる『Keep On Fighting』をはじめ、ヴァラエティに富んだ作品に仕上がった」と肯定的な評価を下した[13]
  • 音楽雑誌『GiGS』では、「“戦い続けて”と、いかにも長渕らしいタイトル。いつものように気迫のこもったボーカルと激しい言葉で、生きること愛することにズバリと切り込んでくる。ただしサウンド的には、かなりにバラエティ豊か。クラブ風ソウル色の濃いラップやディープなレゲエからウクレレ弾き語りの長渕流ハワイアン?、カントリーそしてブルージーな掛け合いと多彩。故郷への愛を込めた『桜島 SAKURAJIMA』では、活火山の激しい形相を我が身の生き様に置き換え力強く歌い上げている」と肯定的な評価を下している[14]
  • 音楽情報サイト『タワーレコード』では、「バラードや新しいアコースティックヒップホップとも言える曲、ウクレレとハーモニカの弾き語りの楽曲を収録した1曲1曲がバラエティ溢れた力強い作品!剛イズム健在!」と肯定的な評価を下している[15]
  • 文芸雑誌『別冊カドカワ 総力特集 長渕剛』において藤井は、「陰と陽に分けるなら、陽のエネルギーに満ちている。本作全編をその力が貫いている。さらにこの時期、苦しみ抜いた肉体改造が成就。その意味でもまさにニュー長渕の誕生だ」、「過去と未来の狭間、まさに今、この時の長渕剛が本作の中にいる。跳ね、吠え、蹴り、激しく息づいている」、「(『傷ついた鳥』に関して)吟遊詩人・長渕剛を強く感じる。大人の男が、それもピカレスクの匂いがする男が、これを歌うのが本当の渋さだ」と肯定的な評価を下している[6]
  • 文芸雑誌『文藝別冊 長渕剛 民衆の怒りと祈りの歌』において五井は、「ジャケットに写る金髪の長渕のすがたが印象的なように、意欲作、というよりあきらかに、実験的な作品である」、「闘いのなかで、いまやしあわせになることも呼びかけるかれはどこにむかっていくのか、そのあとの展開を知るためにも、とおして聴かれるべき良作である」と肯定的な評価を下している[7]

チャート成績

オリコンチャートでは最高位1位、登場回数51回となり、売り上げ枚数は約24万枚となった。また、この結果によって長渕は男性アーティスト初のオリジナルフルアルバム首位通算10作目獲得となった。


  1. ^ a b c 長渕剛 TSUYOSHI NAGABUCHI|OFFICIAL WEBSITE”. 長渕剛 TSUYOSHI NAGABUCHI|OFFICIAL WEBSITE. 2018年11月22日閲覧。
  2. ^ a b c プロフィール”. フォーライフミュージックエンタテイメント. フォーライフミュージックエンタテイメント. 2018年11月22日閲覧。
  3. ^ YOKOHAMA Stadium Live 2002.9.7”. LiveFans. SKIYAKI APPS. 2018年11月23日閲覧。
  4. ^ ビートたけし原作ドラマ「少年」”. TBSチャンネル. TBSテレビ. 2018年11月23日閲覧。
  5. ^ 会歌・新極真会の歌/CD
  6. ^ a b c 別冊カドカワ 2010, p. 258- 藤井徹貫「長渕剛オール・ヒストリー&アルバム・コレクターズ解説」より
  7. ^ a b c 文藝別冊 2015, p. 248- 五井健太郎「ディスコグラフィー 一九七九→二〇一五 富士の国への軌跡」より
  8. ^ 長渕剛のTV出演情報 3ページ目”. オリコンニュース. オリコン. 2018年11月23日閲覧。
  9. ^ 保存番組検索結果”. NHKクロニクル. NHK. 2018年11月23日閲覧。
  10. ^ 長渕剛 13年ぶり紅白出場へ、スポニチアネックス、2003年11月26日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
  11. ^ 13年ぶり長渕、今度は1曲、スポニチアネックス、2003年11月27日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
  12. ^ Live 2003 Keep On Fighting 野外TOUR”. LiveFans. SKIYAKI APPS. 2018年11月23日閲覧。
  13. ^ a b 長渕剛 / Keep On Fighting”. CDジャーナル. 音楽出版. 2018年11月23日閲覧。
  14. ^ a b Yahoo!ミュージック - J-POPレビュー、Yahoo!ミュージック、2003年5月15日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
  15. ^ a b Yahoo!ミュージック - J-POPレビュー、Yahoo!ミュージック、2003年5月19日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
  16. ^ 2015年4月3日放送分より。2015年3月20日放送の特別編で、ゴリパラのメンバーが長渕に頼み込み、曲が使用されるようになった。
  17. ^ ローマ字表記は"HIDEO TAKAKUWA"になっているが、これは"HIDEYO TAKAKUWA"の誤記である。






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