11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 01:55 UTC 版)
製作・エピソード
若松孝二は、前作『キャタピラー』の撮影を終えてから、“次回作は三島由紀夫を撮る”との宣言通り新作を完成させた。
当初は大森南朋が主演ということであったが、若松組常連の井浦新(ARATA)が主演を務めた。2012年(平成24年)初頭にARATAは芸名を本名の「井浦新」に改名したが、そのきっかけとして、本作で三島を演じてその思想を感じ、エンドロールで三島を演じた役者の名前がアルファベットで流れるのは美しくないと考えたことを挙げている[2]。若松は当初「名前を変えたら誰だかわからなくなってお客さんが減る」と反対したが、最終的には井浦のこだわりを粋に感じて了承した。しかし試写で流れたエンドロールはBGMが洋楽だったため井浦はあっけにとられたという[3]。
2011年(平成23年)11月25日、三島由紀夫の命日にあたるこの日に1日限定の特別試写を行なっている。
スタッフ
- 監督・製作・企画:若松孝二
- 企画協力:鈴木邦男
- プロデューサー:尾崎宗子
- ラインプロデューサー:大友麻子、大日方教史
- 脚本:若松孝二、掛川正幸
- 撮影:辻智彦、満若勇咲
- 助監督:河合由美子、冨永拓輝、山城達郎、山本剛
- 衣裳:宮本まさ江
- 音楽プロデューサー:高護
- 音楽:板橋文夫
- 照明:大久保礼司
- 録音:宋晋瑞
- 編集:坂本久美子
- メイキング:木全哲
- キャスティング:小林良二
- スティール:岡田喜秀
関連項目
外部リンク
- ^ カンヌ国際映画祭公式サイト(日本語版)、11.25 JIKETSU NO HI, MISHIMA YUKIO TO WAKAMONOTACHI (11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち)、2012年、2012年5月19日参照。
- ^ 今西孝江 (2012年1月4日). “ARATAが改名、三島由紀夫演じ決意”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. 2012年1月4日閲覧。
- ^ “井浦新、ARATAから改名した理由語る”. モデルプレス (2018年10月18日). 2019年8月20日閲覧。
- 11・25自決の日 三島由紀夫と若者たちのページへのリンク