花代 (写真家)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 02:41 UTC 版)
花代 | |
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オノ・ヨーコ役を演じる花代 | |
基本情報 | |
出生名 | 中島花代 |
生誕 | 1970年(52 - 53歳) |
出身地 | 日本 |
ジャンル | エレクトロニカ、実験音楽、ノイズロック、オルタナティヴ・ロック |
職業 | ミュージシャン、アーティスト、写真家、女優 |
担当楽器 | ボーカル |
活動期間 | 1989年 - |
公式サイト |
hanayo |
略歴
大学中退後、向島で半玉(はんたまー芸者の卵)修業を開始。そのエピソードはロンドンの『The Face』誌に掲載され、その表紙を飾り、ジャン=ポール・ゴルチエなどのモデルとしても経験した。
日本ではTVや舞台などに多数出演、さらに歌手としてソロ活動。1995年のウィスパーヴォイスで収録された『真っ赤なしずく』[1]が話題となった。そのほか、多彩なコラボレーションも展開。秋田昌美、カイ・アルトホフ、メイヨ・トンプソン、テーリ・テムリッツ、デイジー・チェインソー、The Panacea、中原昌也ほか、近年では、ジョナサン・ベプラーやトニー・コンラッドと舞台音楽で共演したり、ベルンハルト・ウィルヘルムのショーでライブ・パフォーマンス、そしてユルゲン・パーペとカバーした「夢見るジョー」(Joe Le Taxi)がソウルワックスの2ManyDjsに使われてヒットした。
1997年、イギリスのオルタナティヴ・ロック・バンド、ヴァピッドリー (Vapid Dolly)に加入。
ドイツではクリストフ・シュリンゲンズィーフの舞台や映画に多数出演していた。並行して13歳の時から同じカメラで自身の日常を幻想的な色彩で切り取る写真を撮り続けており、またこうした要素にコラージュ、パフォーマンス、音楽、立体表現を加えたインスタレーションを発表している。
ファッション・デザイナーのagnès b.は、花代の作品集を作ったり、ショーのモデルに起用したり音楽を使用するなど大ファンである。1996年にタカ・イシイギャラリーでの彼女の個展に訪れた森山大道は「初めて人の写真に嫉妬した」と言う。
写真集
- 1996年 - 『ハナヨメ』(寄稿:飯沢耕太郎、秋田昌美)(新潮社)ISBN 4106024209
- 2000年 - 『ドリームムムム…ブック』(リトルモア)ISBN 4898150349
- 2004年 - 『hanayo』(寄稿:椹木野衣、三木あきこ、Jérome Sans)(Galerie du Jour agnés b., 河出書房新社)ISBN 4309905404
- 2008年 - 『MAGMA』(赤々舎)ISBN 4903545253
- 2010年 - 『よなは』(天然文庫)
- 2010年 - 『花代写真帖 物理的心霊現象のメカニズム』(パラボリカ・ビス)ISBN 97849029164C0070
- 2010年 - 『COLPOESNE』(ユトレヒト)ISBN 9784904479322
- 2011年 - 『Koenzine』(ユトレヒト)
- 2012年 - 『Doppelgänger N Da Hood』(lim art)
- 2013年 - 『berlin』(月曜社)
- 2013年 - 『灰色区域』(小熊猫出版)
- 2015年 - 『DIM』(libro Arte)
- 2015年 - 『As a Mayfly』(+81)
- 2015年 - 『MUSIC』(Flowers Inc)
- 2016年 - 花代・沢渡朔『点子』(Case Publishing)
- 2017年 - 『灰色区域grauzone 3』(baby panda printing)
- 2018年 - 『何じょう物じゃ』(yyy press)
書籍
- 小さな芸者さん!お酌チャンNo.1! ISBN 4889912592
- 1 花代 (写真家)とは
- 2 花代 (写真家)の概要
- 3 主な個展
- 4 映画・舞台
- 5 CD・テープ レコード
- 6 外部リンク
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