算盤坊主 算盤坊主の概要

算盤坊主

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/23 13:41 UTC 版)

鳥取県境港市水木しげるロードに設置されている「算盤小僧」のブロンズ像。

概要

西別院村笑路(現:亀岡市)では、夜中に笑路の西光寺の近くを通ると、寺のそばにあるカヤの木の下に坊主の姿で現れ、木の下で盛んに算盤を弾き始めるものを「算盤坊主」と呼ぶ。タヌキの仕業ともいわれているが、その寺では、かつて計算を間違えて和尚に叱られた小坊主が、その木で首を吊って自殺したと言われており、その坊主の霊とも言われている[1]

また、この西光寺の隣の素盞嗚神社でも、毎晩午前1時頃、境内の大木の下に少年の姿で現れて算盤の稽古を始めるものを「算盤小僧」という。一説によれば、この少年は西光寺の開山・萬安英種という和尚で、幼い頃に夜中に人知れず勉学に励んでいた姿だと伝えられている[2]

関連項目


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  1. ^ 垣田五百次・坪井忠彦編 『口丹波口碑集』 名著出版〈炉辺叢書〉、1976年、59-60頁。
  2. ^ 田中勝雄「地名起源伝説と動植物伝説 続南桑民譚雑録一」、『旅と伝説』10巻9号(通巻117号)、三元社、1937年9月、 75-76頁。


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