海賊男 時代背景

海賊男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 08:24 UTC 版)

時代背景

1980年代初頭、異種格闘技戦による猪木の人気、タイガーマスクの活躍等で、新日本プロレスは黄金期を迎え、テレビ中継もキラーコンテンツとしての地位を確立していた。

しかしタイガーマスクの引退、維新軍団の離脱などのアクシデントが相次ぎ、80年代半ばには大きく視聴率を落としていた。

これに対してマシーン軍団の結成、ブルーザー・ブロディ全日本プロレスからの引き抜き等のてこ入れを行った。これらは一時的なカンフル剤になったものの長期的な人気の下降傾向に歯止めをかけることはできなかった。

1986年の下期になると、テレビ中継番組「ワールドプロレスリング」は、金曜20時から月曜20時に放送時間を移動、ゴールデンタイムからの撤退も囁かれるようになった。

そこで新たなテコ入れ策として生まれたアングルが、「海賊男」であった。発案は猪木自身であり、フロリダ遠征時にカーニバルで目撃した海賊のキャラクターに触発されたという[1]

新日本プロレスは、海賊男の失敗後も「たけしプロレス軍団」など新たなテコ入れ策をするものの功を奏することなくゴールデンタイムから撤退することとなる。

参考書籍

流血の魔術 最強の演技―すべてのプロレスはショーである  ミスター高橋 講談社プラスアルファ文庫 2003年

関連項目


  1. ^ a b 新日本プロレス伝説 「完全解明」 : P56-65(2009年、宝島社ISBN 4796670491
  2. ^ 流血の魔術 最強の演技―すべてのプロレスはショーである:P88(2001年、講談社ISBN 406211075X)。
  3. ^ a b c 新日本プロレス 来日外国人選手 PERFECTカタログ : P44(2002年、日本スポーツ出版社
  4. ^ NJPW 1988 Japan Cup Series”. Puroresu.com. 2023年11月25日閲覧。
  5. ^ a b マサ斎藤がリング“復帰” 海賊男にパンチ一閃 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社 (2016年12月3日). 2020年9月13日閲覧。
  6. ^ 別冊宝島『新日本プロレス10大事件の真相』P80-P81より。


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