歌舞伎町ビル火災
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その後の経過
出火原因
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2016年2月) |
警察・消防の検証により、出火点は3階階段踊り場にある都市ガスのガスメーターボックス至近であることが特定された。ガスメーター本体はガス管から外れ、ボックス内の底面に直立した状態で発見されている。
このガスメーターの状態が問題となった。火勢によって配管をつなぐアルミ合金製の継手が溶融して落下したという説が有力だが、発覚前の段階でアルミ合金が溶け出すほどの温度に達するかに疑問があり、放火犯が故意に外したのではないかと言う説も飛び交い、連日メディアを賑わせることになった。
また、出火時刻ごろにビルから立ち去る不審な人物があったとの目撃情報もあったが、確証はない。
このため、出火原因は未だに明らかになっていない。
2021年8月30日の報道によると、当該ビル3階エレベーターホールには、階段への出入りを塞ぐように発泡スチロール製のつるし看板が設置されていたほか、この階段(幅は約70センチメートル)はビルに1つしかなかった上、当時3階から4階の階段には、ゴミがいっぱいに詰まった袋が5つあったほか、衣装ケース3箱・店の制服計約150着・ジュースタンク・ビールケースなどがほぼ隙間なく置かれていた。また、3階から2階に下りる階段も同様に荷物などで埋まっていたという。各階のエレベーターホールと階段の仕切りには防火扉が設置されていたが、荷物や看板などが障害となり、閉じることができない状態であった状態だった事が判明している[15]。
管理責任
当該ビルは東京消防庁から使用禁止命令が出された[1]。2006年4月18日に和解が成立したため[5]、保全処分が解かれ、その後解体された[1]。
2008年7月2日、東京地方裁判所はビルオーナーら被告人5名を執行猶予付きの有罪とした[3][4][15]。
固有名詞の分類
平成時代の事件 |
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日本の火災 |
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