天元突破グレンラガンの登場人物 その他の人物

天元突破グレンラガンの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/01 17:13 UTC 版)

その他の人物

シャク村長
声 - 玄田哲章
ジーハ村村長。身寄りのない子供達を集めて衣食住を与え、村を拡張するための作業をさせている。顔が大きい。村から出てはならないという先人達の教えを忠実に守ろうとしており、村を出ようとするカミナとはそりが合わなかった。天井崩壊時、愛用の日本刀をカミナに奪われる。その後、ダヤッカの頼みでリットナー村の女子供を預かっている。ブタモグラの団体を刀一発で落としていることからそれなりの実力者であると思われる。小説版においてはカミナの父であるジョーの死を彼なりに悼んでいた。またカミナとシモンを除いたジーハ村の住民が地上を恐れていて、旅に付いていけない事をカミナに説いていた。リットナー村やビジョ村の非戦闘員や女たちをジーハ村に匿ってやったりもしていた。名の由来は「癇癪(かんしゃく)」。
第3部
カミナシティ建設後、村の産業であるブタモグラ肉を事業化しステーキハウスを開店、巨万の富を築く。今や人類の英雄となったシモンを村の出世者として方々で自慢するなど、ちゃっかりした面を見せる。
ジョー
声 - 小杉十郎太
カミナの父。故人。当初は身元不明の白骨化した死体として発見されたが、後にその遺体がカミナの父であった事が確認される。ジーハ村のすぐ近くで発見された事から、地上に出てすぐ獣人に殺害されたと考えたカミナが、獣人の本拠地へ向かう動機となった。彼のマントはカミナが受け継いだ。また、シモンの左腕に巻かれた紅い布もこのマントの切れ端である。名の由来は「上」の音読み。
マギン
声 - 中田譲治
アダイ村の村長。地下に置かれていたガンメンを「顔神様」として守り神と定め、村全体の掟となる宗教を作った事から「司祭様」と呼ばれており、村人から尊敬されていた。村人の数を50人と定め、クジ引きで選ばれた者を地上に送るなど(クジには予め細工が施されており、身寄りの無い者を優先的に送り出すように仕向けている)、時に残酷とも言える判断を容赦無く下す。常に厳格な態度を崩さなかったが、内心では貧しい村を維持するためとはいえ、そうした自分の行いに胸を痛めていた。ロシウが村を出る間際に自らの胸中を吐露し、彼に教典としていた書物を託す。名の由来は「欺瞞」。実は字が読めない。
第4部
アダイ村にてロシウと再会する。自身の行いに胸を痛めるロシウに「よくやったと思う」と賛辞を贈った。7年前ロシウに渡した教典が誰かのイタズラだと知って彼と笑いあう。
漫画版
アダイ村を治める以前、とある村のリーダーとして村人を率いて地上に出た経緯があったが、村人はガンメンによって皆殺しにされ、彼一人だけが逃げて生き残ったという過去があった。アダイ村に襲ってきた獣人を撃退すべくガンメンに乗り込んだ際、「最後の居場所を守る」という意志で戦っていた。カミナを見て、若い頃の自分と重ね合わせていたようである。
副官
声 - 東地宏樹
第1話冒頭で登場した謎の男(声 - 柿原徹也)率いる巨大宇宙戦艦「グレンラガン」の副官。彼のしているゴーグルはブータが人化したときしていた物と酷似している。
中島かずきはこのシーンを「空想上のシモンの姿」と説明しているので、本編との直接的な関係は無い(資料集からは多元宇宙とも解釈できる可能性が書かれている)。彼の正体はブータであり、本編でブータが進化した際にはこのシーンとは声が変更されるのが当初からの予定であったらしい[11]
ナキム
声 - 間宮くるみ
ヨーコ(ヨマコ)の生徒。三年前に父親を亡くし、母親の故郷のコレハナ島に引っ越してきた。父親の形見のバッグを大事に持っている。気弱な性格が災いし、同級生からいじめを受けてしまうが、とある事件を機に仲良くなり、カミナシティへ旅立ったヨーコを共に見送った。いざという時には勇気を見せられる少年。彼らの世代は、人類が地上に出て生活するようになってからの第一世代に当たる。
エピローグでは全銀河の代表として、グラパール隊のメンバーとなっており、「スパイラル=ネメシスを決して起こさない」という想いは彼等にも引き継がれた。名前の由来は「泣き虫」。
マオシャ
声 - 下屋則子
ヨーコ(ヨマコ)の生徒。コレハナ島に住む少女。木登りが得意で、ナキムのバッグを木に引っ掛けたが、バッグが父親の遺品だと知り罪悪感から灯台に篭っていた所を、ガンメンに人質にされてしまう。しかし、自然を破壊したガンメンに対しキレたヨーコに救われる。その後、同級生と共にヨーコを見送った。小説では、ナキムのバッグを木に引っかけたことをヨーコ(ヨマコ)に告白、翌日に自分でナキムに告げ和解した。名前の由来は「おしゃま」。
バチョーン
声 - 川上貴史[12]
番長風の格好をした男。テッペリン攻略戦の最中、ピンチに陥った大グレン団を救出するために、飛行可能な戦艦型ガンメンを多数率いて現われた。その後、ダイガンドが発生させた竜巻を打ち破るべく先陣を切って突撃するも、突破できずに乗艦が大破、行方不明となる。なおテッペリン攻略戦の後も瀕死の重体ながら生存しており、公式サイトでその後の人生が明かされた。
ツーマ
声 - 井上麻里奈
声は劇場版前夜祭で上映された「ヴィラルの甘い夢」における吹き替え。
26話においてヴィラルが大グレン団の面々と共に多元宇宙迷宮に囚われた際、ヴィラルの妻として現れた獣人の女性。名前の由来は「待つ」または「妻」。
『紅蓮編』公式サイトの企画「グレンラガン パラレルワークス」において、渡辺敬介が担当した第1回の内容でもヴィラルの妻として登場。悪者に捕まり、牢屋に囚われたニアの世話をしていたが、シモン・カミナと共に悪者の城へ突入したヴィラルに救われる。
メム
声 - 伊藤静
劇場版前夜祭で上映された「ヴィラルの甘い夢」における吹き替え。
26話の多元宇宙迷宮におけるヴィラルとツーマの娘。名前の由来は「娘」。

  1. ^ それぞれが生まれた市町村名が苗字となっている。結婚・肉親以外の同郷者同士でも重複している。
  2. ^ 最終話では緑色から第二層の「虹色」へと変貌、ロージェノムを取り込み、メーターを割り、コクピットに虹色の光が溢れかえった。
  3. ^ 父:タキシム、名の由来は「下向き」。母:シータ、名の由来は「下(した)」。
  4. ^ 『劇場版 天元突破グレンラガン 仕事魂』(角川書店)によれば、「シモンから見ると、カミナを奪われて、2人の濃密な関係に入れない」「シモンがカミナしか見ていないことが分かると完全なBL物になってしまう」ため「表面的には三角関係っぽく見えて欲しかった」とのことらしい
  5. ^ 母:ウェニー、物語開始時にはすでに死亡、名の由来は「上に」。
  6. ^ グレンに乗っているカミナの信号が消えたのと、合体する際に点滅するはずの信号が点滅していないことから、実際にはチミフルとヴィラルから猛攻を受けた際に一度死亡し、その後は螺旋力で生き返ったことが示唆されている。
  7. ^ 厳密にはダヤッカイザーと同じホーダイン型ガンメン。なお、第2次Zではダヤッカイザーの改修機。
  8. ^ 科学的には10.5次元(10次元と11次元の狭間)という本来なら認識不可能な虚数空間に、シモンが観測済みの実体がある物質が入り込んだために、それをマーカーとして場所が特定できた。
  9. ^ 螺巌篇では最終的に指輪はコアドリルの代わりにシモンが首から下げている。
  10. ^ DVD第8巻、第9巻のオーディオコメンタリーより。
  11. ^ ムック 『天元突破グレンラガン[最終発掘完了編]』 伊藤静インタビューより
  12. ^ http://bellpro.jp/kawakami.html
  13. ^ 洋泉社「オトナアニメVol.5」での中島かずきのインタビューにより否定されている。
  14. ^ 吉成によれば「きっと螺旋族の中でも危険な連中がいて、そいつらが力を暴走させることを恐れてそれを抑え込むっていうことをやったんじゃないかな、みたいな想像は勝手に膨らんでいく」と語っている(グレパラ解体新書より)。
  15. ^ 吉成によれば、幼少時の彼は意図的にニアに似せており、彼の周囲にいる動物がグアームら四天王である事も明かしている(グレパラ解体新書より)。





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