埋葬式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/30 09:13 UTC 版)
埋葬式(まいそうしき)は、正教会(ギリシャ正教)における葬儀を指す、日本正教会で用いられる正式名称。正教会の信徒が永眠すると、埋葬式はそれが行われる日の前晩にパニヒダが献じられた上で行われる。永眠者が、神から罪の赦しを得て天国に入り、神からの記憶を得て、永遠の復活の生命を与えられるように祈願するものである。なお、他教派のキリスト教の葬式も埋葬式と呼ばれる事がある。
注釈
- ^ 正教会の聖歌は無伴奏の声楽が基本である。
- ^ 正教会において、祈祷書の特定箇所を司祭が詠む事。多くの場合大きく高めの声で行われる為にこの名がある。
- ^ ピョートル・チャイコフスキーの葬儀の際に遺体に接吻をしていた者が居たという証言が彼の死因(コレラとされる)に対する議論を呼んだが、遺体や遺体の額に巻かれている紙製のイコンに接吻する事そのものは、本項に記したように正教会で一般的な習慣であって奇異な事例ではない。ピョートル・チャイコフスキーの死因を巡る議論については、ピョートル・チャイコフスキー#死因についてを参照。
出典
- ^ OCA - The Orthodox Faith(アメリカ正教会公式ページ)
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