十字架を担うキリスト (エル・グレコ、プラド美術館)
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『十字架を担うキリスト』(じゅうじかをになうキリスト、西: Cristo abrazado a la cruz、英: Christ Carrying the Cross)は、クレタ島出身のマニエリスム期スペインの巨匠エル・グレコが晩年の1597–1607年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である[1][2]。研究者ウェゼー (Wethey) によるエル・グレコのカタログ・レゾネ (総作品目録) には、画家の同主題作が11点挙げられている。本作はその中で後期の作品でということになるが、1590年代 (1577-1587年ごろ[3]) に制作されたメトロポリタン美術館の『十字架を担うキリスト』[3]の構図を繰り返している[2]。作品は1877年にマドリードのプラド美術館の所有となり、1882-1894年の間はサラゴサ大学に寄託されたが、その後プラド美術館に返還され、現在、美術館に展示されている[1][2]。
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