伊豆の国パノラマパーク 伊豆の国パノラマパークの概要

伊豆の国パノラマパーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 02:34 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
葛城山
地図

概要

山頂の富士見テラスからの眺望

伊豆の国パノラマパークは、片道1,791m、最大高低差411m[1]ロープウェイが主たる施設で、伊豆長岡温泉地区と、葛城山の山頂までを結ぶものである。山頂では富士山駿河湾の望めるパノラマや、四季に応じた植物、特に春のツツジや、6月のアジサイが見物である。なお「360度の大パノラマ」と謳ってはいるが、東や南西方向の眺望はあまり開けていない。

かつては伊豆長岡エイトランドという名称であり、エイトボウルというボウリング場[2]も併設されていた。後に名称をかつらぎ山パノラマパークと改称し、現在では伊豆の国パノラマパークとなり、ロープウェイの名称も「葛城山ロープウェイ」から「伊豆の国パノラマパークロープウェイ」に変更された[3]

このロープウェイは、旅館経営者で、観光協会長であった杉山勝美[4]が主導して生まれたものである[5]。昭和30年代の初め、伊豆長岡温泉の目玉施設としてロープウェイを計画[5]。当初は夢のような計画で相手にされなかったが、旅館のだんな衆に訴え、町を説得[5]。1960年(昭和35年)に開発会社を発足し、有志が株を持ち合い5千万を集めた[5]。1962年(昭和37年)5月には開業し、「東洋一のゴンドラ」と話題を呼んだ[5]。当時のゴンドラは10人乗りで、1台ごとにガイドが付き、片道15分掛かるものであった[5]。開業後数年で4億円を越える負債を抱えてしまい[5]、ロープウェイメーカーである日本ケーブルグループの観光施設運営会社NCリゾートマネージメント株式会社が引き継いだ。

その他沿革

  • 1992年(平成 4年) - 老朽化した施設を一新[5]
  • 2016年(平成28年) - 山頂に富士見テラス新設
  • 2017年(平成29年) - 富士見テラスにプレミアムラウンジ新設
  • 2018年(平成30年) - 葛城珈琲店オープン
  • 2019年6月1日より山頂にある「葛城神社」では、毎月1日と15日の月次祭に、源頼朝にちなんだ勝守りを1日200個限定で頒布する予定
  • 2021年7月21日 - 施設名を伊豆パノラマパーク、山頂エリアにある展望台を碧テラスにそれぞれ名称変更[6]

施設

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
山麓駅
山頂駅

山麓駅(北緯35度1分35秒 東経138度55分41.8秒 / 北緯35.02639度 東経138.928278度 / 35.02639; 138.928278 (伊豆の国パノラマパーク 山麓駅)) - 山頂駅(北緯35度0分44.1秒 東経138度55分15.8秒 / 北緯35.012250度 東経138.921056度 / 35.012250; 138.921056 (伊豆の国パノラマパーク 山頂駅)
ロープウェイ(往復運賃:大人2000円、子供1000円)

山麓駅側

  • バイキングレストラン「パノラマダイニング」
  • パノラマカフェ
  • 売店
    など

山頂駅側

  • 空中公園
    • 碧テラス(旧名称:富士見テラス)
    • 富士見の足湯
    • プレミアムラウンジ
    • かつらぎ茶寮
    • 葛城珈琲店
    • ボードウォーク
    • 恋人の鐘
    • 葛城神社
    • 百体地蔵
    • アスレチック
      など

グループ施設


  1. ^ 出典 : 公式サイトより
  2. ^ 2008年5月31日をもって閉館
  3. ^ 2010年7月12日に変更
  4. ^ 昭和43年秋没
  5. ^ a b c d e f g h 出典 : 「新狩野川紀行」静岡新聞社 1996年 68頁-70頁より
  6. ^ 施設名変更のお知らせ”. 伊豆パノラマパーク. 大日株式会社 (2021年7月21日). 2021年7月22日閲覧。


「伊豆の国パノラマパーク」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「伊豆の国パノラマパーク」の関連用語

伊豆の国パノラマパークのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



伊豆の国パノラマパークのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの伊豆の国パノラマパーク (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS