ポラリス (X-メン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 15:19 UTC 版)
能力
ポラリスのミュータント・パワーは元来目覚めてはいなかったが、のちに磁気の感知とコントロール、およびそれに影響されやすい金属の操作が可能となった。彼女は飛行するために地球の磁場を操ったり、磁気エネルギー・パルスを生成すること、フォース・フィールドを作り出すことが出来る。彼女の髪は突然変異の最初の兆候として、明るい緑色になった。はじめ、彼女はこれを隠すために髪を茶色に染めていた。しかし、最近のコミックでは彼女は自身の特徴的な緑の髪を隠してはいない。
コミックの初期にポラリスは磁力を操る力を失ったが、周囲からネガティブな感情を吸収し、それを力や持久力・耐久力に変えたり、身体のサイズを増加させる能力を手に入れた。この間、おそらく彼女の中に蓄積されたネガティブな感情のためにその性格はさらに暴力的なものとなり、彼女の周りにいる者はより不安定で攻撃的となった。シャドウ・キングによって、この能力がもたらす影響の範囲はとても広域なものとなり、少なくともスコットランドからエジプトにまで広がった。
ポラリスはハウス・オブ・Mのストーリーにおいて、スカーレット・ウィッチによってミュータント・パワーを弱められた変異体の一人である。もはや彼女は本来の能力を備えてはいない。しかしながら現在のポラリスは以前と変わらぬ磁気操作能力を有している。これはアポカリプスの手によって、彼女の頭蓋骨や脊柱・神経系に未知のテクノロジーを物理的に埋め込まれた結果であり、元々のミュータント・パワーを複製したような形となっている。この新たな人工的磁気能力のリミットは言及されてはいない。ローナによれば、それは彼女が持っていたパワーと似たものであり、コントロールが困難で危険なものであるという。アンキャニー・X-メン#476では、彼女は敵対するシーア帝国のサイバネティックス警備隊のショッカーズに、現在のチームにおいて最大の脅威のひとつであると述べられている。
ホースマンのペスティレンスとして、ローナは悪性の病原菌をリスクなく摂取・吸収する能力を見せた。そして、そのワクチンであるアポカリプスの血液を摂取しなかった全ての者を死に至らしめる「メタ流行」を広げることが出来る。
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