ヘテロフォニー 概要

ヘテロフォニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 13:21 UTC 版)

概要

「ヘテロフォニーの響きの層」は、特にアジア民族音楽、とりわけ古い宮廷音楽において特徴的であり、雅楽ガムランなどで、旋律線から逸脱する部分を確認することができる[要出典]

ベンジャミン・ブリテンは、《放蕩息子》や《カーリュー・リヴァー》、《戦争レクイエム》などの宗教的な作品において、ヘテロフォニーを非常に効果的に用いている。マウリシオ・カーゲルも、《42人の奏者のためのヘテロフォニー》という管弦楽曲を作曲している。また、ポスト・モダンやポスト・コロニアルの潮流にくわえて、音楽界における新ロマン主義の復権のなか、ヘテロフォニーの積極利用が見直されるようになった[要出典]

日本人作曲家では、西村朗の《2台のピアノの管弦楽のヘテロフォニー》《永遠なる混沌の光の中へ》、《鳥のヘテロフォニー》、《巫楽 - 管楽器群と打楽器のためのヘテロフォニー》、《秘儀III - 旋回舞踊のためのヘテロフォニー》(2015年度全日本吹奏楽コンクール課題曲III、全日本吹奏楽連盟委嘱作品)といった作例が見出される。

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