プロフェッショナル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/01 04:04 UTC 版)
まずは形容詞的用法が根底にあり、
- (元々の意味)「professionに関連する」あるいは「professionに属する」という意味である[1]。
- なおprofessionとは、賃金を支払われる生業(=職業)のことであるが、その中でもとくにトレーニングを要し何らかの資格を要するような生業を指す[2]。つまりprofessionとは、一般に「専門的な仕事」と表現されるもののことである[注 1]。
名詞的用法としては、
- profession(=「専門的な仕事」)に従事している人や、専門的な仕事で評価を得ている人[1]。
- 特定の分野に従事している人で、その中でも特に、(「ひまつぶし」としてではなく)主たる収入を得る生業としてそれに従事している人[1]。
- 特定の活動に関して能力が高く、技能に優れる人[1]。
対義語はアマチュア(英:Amateur)。
professionalの類義語には「英: expert エキスパート」(熟練者)や、英: specialist スペシャリスト[注 3]がある。
なおソフトウェア類や道具などで、メーカーが複数のグレードを用意している場合、(一般人向けの仕様の製品や性能の低いほうを「home ホーム」や「entry エントリー」等々の言葉を添える、あるいは何も言葉は添えずにただ製品名にしておいて)、性能的に優れているものや、専門家が仕事で使う想定の仕様になっているものを「professional」や「pro」という言葉を添えた製品名にすることは、英語圏ではしばしば行われている。それらの製品が他の言語圏に展開されると、大抵は「professional」や「pro」を現地語で音写した言葉が添えられることになる[注 4]。
「民生用」と「業務用」といった呼び分けや、特定の分野に言及して「医療用」や「軍事用」などもみられ、特定の機関の品質基準をクリアしている事が併記されて品質が「お墨付き」である事を示す場合もある。
注釈
- ^ 初心者でも行えるような「ただの作業」や「ただのjob」をするような仕事ではない、とことにもなる。
- ^ 「公言する、標榜する」が語源である。
- ^ specialistの対義語は 英: generalist ゼネラリスト
- ^ 例えばMicrosoft Windows XPに一般向けの「Home Edition」および、高機能版の「professional」が提供・販売された。
- ^ 皮肉なことに、近代オリンピックの大会が成功すればするほど人々の注目を集め、人の注目を集めれば集めるほど、アスリートたちは国家の宣伝の道具としても利用(悪用)され、スポーツ用品関連企業からも宣伝の道具として利用(悪用)されるようになり、直接的に動く金銭も、また裏でこっそりと渡される金銭の額も、さらに入賞者(メダリスト)たちが大会後に副次的に得る金銭的な見返りも増えていったのである。皮肉なことに、スポーツ大会は成功すればするほど、スポーツの世界を「政治的な思惑」や「金儲けの欲得」などの不純な要素で汚染させてしまい、腐敗させていってしまったのである。また、まるで禁酒法のように、禁止規定が強ければ強いほど、皮肉なことに、一部の悪事を行う者ばかりが より一層の利得を得る結果を招いてしまった。)
出典
- ^ a b c d e f Oxford Dictionaries Lexico "professional"
- ^ Oxford Dictionaries Lexico "profession"
- ^ Harald Fischer:スポーツとビジネス
- ^ ArndKrüger :スモールビジネスのオーナーとしての競技選手。
- 1 プロフェッショナルとは
- 2 プロフェッショナルの概要
- 3 概説
- 4 スポーツのプロフェッショナル
- 5 プロフェッショナルの形態
- 6 脚注
品詞の分類
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