プラナリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/23 23:06 UTC 版)
生息
プラナリアは日本中の川の上流に生息しており、石や枯葉などの裏に張り付いている。主にカゲロウの幼虫などの水生昆虫を餌としている。
また、アクアリウムなどでは、生き餌や水草などに付着したプラナリアが水槽内に侵入して大発生する事があり、好んで捕食する生物も少ないことから害虫として嫌われている。捕獲、除去には、体が柔らかくピンセットでつまむとちぎれることがあるので、筆を使って撫でるように取るとよい。また餌となるものを入れておびき寄せる捕獲器も市販されており、自作する者も居る。捕獲器に入ったものは得てして内部の水質悪化により短時間で死に至る場合が有るので、生態観察などを目的とする場合は速やかに取り出す必要がある。
下位分類
Sluysらによる分類[10]。
- 三岐腸目(Tricladida)
- 海生三岐腸亜目(Maricola)
- Cercyroidea上科
- Centrovarioplanidae科
- Cercyridae科
- Meixnerididae科
- Bdellouroidea上科
- Uteriporidae科
- Bdellouridae科
- Procerodoidea上科
- Procerodidae科
- Cercyroidea上科
- 地下水生三岐腸亜目(Dimarcusidae)(Cavernicola)[11]
- メキシコホラアナウズムシ科(Dimarcusidae)
- 結合三岐腸亜目(Continenticola)
- ヒラタウズムシ上科(Planarioidea)
- ヒラタウズムシ科(Planariidae)
- オオウズムシ科(Dendrocoelidae)
- ホラアナウズムシ科(Kenkiidae)
- チジョウセイウズムシ上科(Geoplanoidea)
- サンカクアタマウズムシ科(Dugesiidae)
- チジョウセイウズムシ科(Geoplanidae)
- ヒラタウズムシ上科(Planarioidea)
- 海生三岐腸亜目(Maricola)
- ^ 阿形清和 2012.
- ^ a b Sluys & Riutort 2019.
- ^ 鏑木外岐雄 1930.
- ^ 奥川一之助 1973.
- ^ NHK『サイエンスZERO』 2009年12月19日放送より。京都大学大学院理学研究科阿形清和教授談
- ^ a b Handberg-Thorsager, Fernandez & Salo 2008.
- ^ 兵庫県高等学校教育研究会科学部会『理科実験助手のための実験準備マニュアル 2004年度版』実験編第3章第18節「プラナリア(ナミウズムシ)の観察と再生」
- ^ Condé Nast Publications社『WIRED JAPAN』(2013年8月8日)「記憶は脳の外にある? プラナリアの実験からわかったこと」
- ^ Shomrat & Levin 2013.
- ^ Sluys et al. 2009.
- ^ Sluys 1990.
固有名詞の分類
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