コラシジウムとは? わかりやすく解説

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コラシジウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 12:15 UTC 版)

コラシジウム(coracidium)とは、裂頭条虫生活環の1ステージで、繊毛の生えた幼虫被殻に包まれた状態の六鉤幼虫を指す[1]終宿主から外界へと排出された虫卵の内部で形成され、孵化後は水中を遊泳し、第1中間宿主であるケンミジンコに摂取されると幼虫被殻を脱いでプロセルコイドへと発育する。


注釈

  1. ^ 六鉤幼虫(hexacanth)をオンコスフェーラ(oncosphere; 鉤球子)と同一視することがあるが、厳密には幼虫被殻に包まれた六鉤幼虫をオンコスフェーラと区別する[1]。つまりコラシジウムはオンコスフェーラの特別な場合にあたる。

出典

  1. ^ a b c Conn & Swiderski (2008). “A standardised terminology of the embryonic envelopes and associated developmental stages of tapeworms (Platyhelminthes: Cestoda).”. Folia Parasitol. 55 (1): 42-52. doi:10.14411/FP.2008.006. 


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