ファイナルファンタジーIII (リメイク版) 主な変更点

ファイナルファンタジーIII (リメイク版)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 22:57 UTC 版)

主な変更点

概要

以前のファイナルファンタジーシリーズにおけるリメイクとは異なり、『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』のように、すべてが再構築されるとともに大幅なアレンジが施されており、ほとんど別物の様相を呈している[注 8]。特にゲームバランスに関しては著しい変更ないし大幅な調整がなされている。さらにストーリーも一部変更されており、新たな設定や演出が追加されている部分もある[注 9]

システムや演出面などにおける変更点は以下の記述に譲り、ここではそれ以外の特徴的な点を挙げる。

  • FC版『FFIII』以降のFFシリーズで採用された便利な機能(残存モンスターへの魔法攻撃、アイテムの所持個数の増加[注 10]、所持アイテムを整理するせいとんや、店のアイテムを任意の個数でまとめ買いできることなど)が本作にも実装されており、FC版よりもユーザーフレンドリーな仕様になっている。
  • ニンテンドーDS版においては、十字キーやボタンを用いずにタッチペンのみでプレイすることが可能である。他にも、フィールドでは常に上画面に世界地図が表示されるようになっている[注 11]。他機種への移植版では世界地図の常時表示こそなくなったものの、特定のキー操作でいつでも呼び出せるようになっている。
  • タイトルロゴは、FC版『FFIII』のものとは異なり、『FFIV』以降の字体が用いられ、背景に光の戦士が描かれている。ロゴに用いられているイラストはファミコン版のパッケージイラストを基に天野喜孝によって新規に描き起こされたものである。

ジョブチェンジシステム

システムの大枠においてはFC版と同じであるが、各ジョブの性能が、すべてのジョブで最後までプレイできることを目的として変更されている[注 12]

FC版のジョブにおける、最後に入手できるジョブを頂点とした強さの階層が大幅に緩和され、一部ジョブ間に存在した上級・下級の関係(例:中盤の火のクリスタルで入手できる「ナイト」>序盤の風のクリスタルで入手できる「戦士」)も撤廃され、FC版において汎用性・利便性の低かったジョブは強化、逆にFC版において汎用性・利便性の高かったジョブは弱化され、全体的にジョブの汎用性・利便性が均一化を指向する形で調整されている[注 13]

また、各ジョブのイメージないし特徴がFC版『FFIII』以後の作品に合わせる形になっており、それに応じてアビリティが追加ないし変更されている。特徴的なところでは、狩人や魔剣士がその例である。詳しくは「ジョブ」の項目を参照。

また、FC版でジョブチェンジ時に必要とされていた「キャパシティ」の概念[注 14]が廃止された。リメイク版では、それに代わって、ジョブチェンジ後、一定の戦闘回数をこなすまでは本来の能力を発揮できないというペナルティ制が採用された(このジョブの本来の能力が発揮できない期間を「ジョブ移行期間」と呼ぶ)。FC版と同じく、各ジョブには主な攻撃手段の傾向(戦士系か魔道師系か)とジョブの善悪のイメージ値をもとにした相関図が作られており(ただし、この相関図の内容はFC版とは異なる)、元のジョブから変更先のジョブへのタテヨコの距離と変更先のジョブの熟練度によって移行期間の計算が行われる。下記のジョブ相関図を参照。

キャパシティ制が廃止された理由としては、FC版では終盤になるとジョブが固定し、キャパシティがだぶつきがちになるということが挙げられている[30]

ジョブ相関図[注 15]
 

※大外の枠は、戦士系・魔道師系・善・悪のイメージを表す。

※赤=赤魔道師、吟=吟遊詩人、空=空手家、学=学者、狩=狩人、賢=賢者、幻=幻術師、黒=黒魔道師、シ=シーフ、白=白魔道師、す=すっぴん、戦=戦士、導=導師、ナ=ナイト、忍=忍者、バ=バイキング、風=風水師、剣=魔剣士、界=魔界幻士、魔=魔人、モ=モンク、竜=竜騎士(五十音順)

戦闘システム

基本的にFC版の戦闘システムを継承している。攻撃回数(ヒット回数)に比例してキャラクターが武器を振るという『FFIII』独自の特徴も引き継がれている(ただし、FC版と異なり、攻撃回数は熟練度・装備重量の影響を受ける)。

大きな違いとして、モンスターの出現数が、一部の例外を除き、一度の戦闘につき最大三体まで[注 16]となったことがあげられる。これに伴って、ラストボスを含むあらゆるモンスターの能力(HPや攻撃回数など)が変更(主として強化)されており、一部のモンスターは攻撃方法も変更されている[注 17]。また、それに付随して主人公たちも強化されており(例えば、攻撃回数および物理攻撃力の大幅な上方修正・攻撃魔法におけるダメージ値の上方修正[注 18]・回復魔法における回復値の上方修正など)、戦闘におけるバランスが大幅に見直されている。

戦闘コマンドにおいて、FC版では一部のジョブには「にげる」、「ぼうぎょ」コマンドが無かったが、リメイク版では全てのジョブにおいて「にげる」、「ぼうぎょ」コマンドを実行することが可能になった。また、FC版と同じく今作も「にげる」実行ターンには被ダメージが増加する仕様となっているが、FC版に比べて増加するダメージ量は抑えられている[注 19]。加えて「とんずら」実行ターンではそういったペナルティがなくなっている。

リメイク版では、FC版の武器有効属性に加えて「武器属性」というものが存在する。なお、DS版の攻略本[32]では、FC版の武器有効属性を「攻撃属性」ないし「付加属性」と表現している。武器属性には、格闘・打撃・斬撃・突撃の4種類が存在し、すべての武器がどれかの武器属性を有している。いずれかの武器属性を弱点としている敵には効力を発揮するが、耐性を持っている敵に対しては武器本来の威力が発揮できない。また、武器有効属性(攻撃属性、付加属性)は、FC版のものに「水」と「聖」が加わり計10種類になっている。

また、FC版とは異なり、武器・防具には「重量」が設定されており、攻撃回数や行動順などに影響を及ぼしている。

熟練度には、FC版で存在したジョブの熟練度のほかに「手熟練度」というものが追加された[33]

この熟練度は物理攻撃を行うことで最大99まで上昇し、物理攻撃における攻撃力や攻撃回数に影響を及ぼす。ただし、ステータス画面では確認できない。

演出面

FC版のドット絵による2Dグラフィックから、リアルタイムフルポリゴンの3Dのグラフィックとなり、キャラクターたちは表情豊かに様々な動きをするようになった。また、DS版ではイベント時に2画面を使った演出がなされている。戦闘中の魔法詠唱モーションは『FFXI』の黒魔道師から取り入れられており[19]、魔法および敵の特殊攻撃のエフェクトも、FC版でのイメージを踏襲し進化させたというよりも、むしろ独自のアレンジになっている。

FC版では、主人公は4人の少年であったが、リメイク版では、少年3人(デフォルトの名前は、ルーネス、アルクゥ、イングズ)と少女1人(デフォルトの名前はレフィア)に変更され、個別の性格が設定された。詳しくは「キャラクター」の節を参照。各主人公キャラクターが個性付けられたことで、セリフなどもそれに応じて修正されている。また、それに伴い根幹のストーリーにも若干修正が加えられており、浮遊大陸から地上世界へ出る際に演出が追加され、地上世界の表現も変更されている[注 20]

ビジュアルワークス制作によるオープニングムービーが追加された。また、そのBGMとして「悠久の風」と「水の巫女エリア」をアレンジした「風の追憶 〜悠久の風伝説〜」が植松伸夫により新たに書き下ろされた。

ゲーム中の音楽は植松伸夫監修のもと、関戸剛河盛慶次により全面的にアレンジされている。基本的にFC版の楽曲を尊重したオーケストラアレンジになっているが、「禁断の地エウレカ」など曲調がかなり異なる楽曲もある。

追加要素

モグネット
DS版では、各所に存在するモーグリに話しかけることで、他のキャラクターに手紙を送ることができる。対象はトパパ、シド、サラ姫、アルス王子、4じいさんの5組である。また、DS本体のワイヤレス通信やニンテンドーWi-Fiコネクションで他のプレイヤーに手紙を送信・受信することができる。他プレイヤーに手紙を送ることで追加イベントが解放され、隠しボス・隠しジョブ・アルテマウェポン・マスターアイテムなどの追加要素をプレイできる。本編には影響がないものの追加イベントで入手できるアイテムは総じて強力である。ただし、ニンテンドーWi-Fiコネクションは現在サービスが終了したため利用できないため、追加イベントを解放する場合はプレイヤーが当ゲームを2台所持してワイヤレス通信を行うしかない。
他機種への移植版では通信機能が削除され、ゲーム内の進行度などの条件を満たすことで追加イベント進行のフラグが立つようになっている[24]
プレイレコード
ギサールの酒場にある隠し部屋にいる老人からモンスター図鑑やりこみデータを確認できるようになった。
モンスター図鑑は、モンスターのステータスや各モンスターの撃破数が確認できる。当然ながら、遭遇したことのないモンスターの情報は表示されない。期間限定で出現するモンスターも存在するため、意識せずプレイした場合は取り逃しになることがある。
やりこみデータは、クリアタイム、宝箱収集率(最大100%)、敵の総討伐数、逃げた回数(最小1回)、最大ダメージ(最大99999)、最大ヒット回数(最大32回)、マスターカードの枚数(最大23枚)の情報が確認できる。
中断機能
戦闘中以外はどこでもデータを保留したままゲームを終了することが可能になっている(ただし、中断した時点で保留したデータはゲームを再開すると破棄されてしまうので、セーブ機能とは異なる)。PSP版ではこの機能は削除された。またいつでもセーブ可能場所では使用できない。

武器・防具・アイテム・魔法

ジョブのバランス調整に伴い、武器防具の強さや付加効果などもそれに応じて変更されている。また、FC版にあった武器の中には名前が変更されているものや[注 21]、その存在自体が削除されているものがある[注 22]。他方、FC版にはなかった新たな武器防具が追加されている。

店で売っている武器・防具・魔法・アイテムおよび宝箱から入手できる武器・防具・アイテムの中には取得場所が変更されているものがある。また、敵がドロップする武器・防具・アイテムも部分的に変更されている。

魔法の効果が変更されているものがいくつかある。

  • トード(白魔法、レベル2)は、FC版では戦闘で使用すると敵(1体)を即死させるのと同等の効果が得られたが、リメイク版では敵(1体)をカエル化する効果に変更されている。
  • ミニマム(白魔法、レベル2)は、FC版では戦闘で使用すると敵(1体)を即死させるのと同等の効果が得られたが、リメイク版では敵(1体)を小人化する効果に変更されている。
  • テレポ(白魔法、レベル3)は、FC版では戦闘で使うと敵(1体)を次元の歪に送り込んで即死させることができたが、リメイク版では戦闘で使うと戦闘から離脱するという効果に変更されている。
  • イレース(黒魔法、レベル5)は、FC版では、敵(1体-複数)の属性耐性を無効化するものであったが、リメイク版では補助魔法を破るという効果に変更されている。
  • デジョン(黒魔法、レベル6)は、FC版では、ワープ効果(ダンジョン内で指定した階層に戻る)もあったが、リメイク版ではその効果は削除されている。
  • フレア(黒魔法、レベル8)は、FC版では単体だけでなく複数の同種のモンスターや敵全体を対象にすることができたが、リメイク版では対象は単体のみである。

FC版とのゲームバランスの相違について

ジョブバランスの変更、敵の最大出現数の制約に伴う主人公および敵キャラクターの能力の変更並びに新たな武器防具の追加およびFC版に既存の武器防具の能力変更などにより、リメイク版のゲームバランスはFC版のそれとは乖離している。ここではそれ以外のFC版との特徴的なゲームバランスの差異を記述する。

  • いわゆる中ボス『FFIII』のボス参照)を倒すと、戦闘終了後に、HP・MPが完全回復し状態異常が治癒され、戦闘不能だった者も完全回復した状態で復活する。
  • 一部ダンジョンの構造が簡略化されており[注 23]、FC版でテレポ・デジョンが使用不可能だったダンジョンでもテレポ(リメイク版ではデジョンのワープ効果はなくなっている)が使用可能になっている[注 24]
  • エンカウント率が見直されている[注 25]
  • ボスを含む多くのモンスターのギルおよび経験値が増えているため(ボスの場合はランドタートル以外全部)、レベルが上がりやすく、ギルもたまりやすい。ギルの場合は10倍以上、経験値の場合は10倍弱増加しているボスもいる。
  • 1ターンに複数回攻撃、および攻撃パターンの多様化した中ボスも多く、FC版とは違った戦略性を要求される場面も多い。

注釈

  1. ^ 例えば、WEEKLYファミ通614号23頁(エンターブレイン、2000年)。また、同誌619号(エンターブレイン、2000年)の裏表紙には、「ワンダースワンプロジェクト始動。」というフレーズと共に、ワンダースワン版の『ファイナルファンタジーII』、『ファイナルファンタジーIII』および『ロマンシング サ・ガ』のゲーム画面が紹介されている。
  2. ^ 公式ウェブサイトには、ワンダースワン版のクリスタルルーム(風のクリスタル)およびゴブリン(8匹)との戦闘の画像が掲載されていた。
  3. ^ ワンダースワンなどでのリメイクが見送られた理由として、田中弘道は、『I』から順々にリメイクすると『III』がリメイクされる頃にはハードが世代交代してしまうということ、およびFC版ではハードの限界を超えるプログラムがされていたため移植先のハードにも相応のスペックが要求されることを挙げている[13]
  4. ^ 2004年10月7日に開催された「NINTENDO DS PREVIEW!」にて[16]
  5. ^ 音源は基本的にファミコン版のサントラCDのものを使用している。ただし、一部サントラ未収録の音源に関してはファミコン実機から再収録が行なわれた。
  6. ^ ニコニコ動画とのコラボレーション企画。FFIIIチャンネル[1]を参照。
  7. ^ ただし、同じPlayStationフォーマットとはいっても完全な互換性があるわけではないので、収録されているすべてのソフトをプレイするためには複数のハード(PlayStation 2・3およびPlayStation Portable)が必要になる。また、収録されているのはあくまで「PlayStationフォーマットの歴代シリーズ」であるため、『FFI』〜『FFVI』に関してはリメイクないし移植版であり、オリジナル版と完全に同一のものではない。
  8. ^ しかし、エグゼクティブプロデューサー田中弘道は「こんなの『FFIII』じゃない」と言われないようにしないといけないという趣旨の発言を各所でしている[16][15][14]。また、ファミ通.comでは、リメイクに伴いオリジナルのよさが失われる恐れがあることについて配慮する発言もしている[28]
  9. ^ プロデューサーの浅野智也は、「リメイク思想」として「1. グラフィックの刷新/⇒擬似3D表現で構成」「2. ゲームのリバランス/⇒全ジョブで遊べるように調整」「3. シナリオの掘り下げ/⇒キャラへの個性付け&世界観設定の再構築」を挙げている(「/」は原文での改行を表す)[29]
  10. ^ FC版ではアイテム欄のストック数は32個であった。なお、リメイク版でもでぶチョコボは健在であるが、アイテムの所持個数が増えているため、FC版におけるような実用性はなくなった。
  11. ^ このため、白魔法のサイトロや「こびとのパン」がほぼ無意味になった(まだ行っていないダンジョンの位置も表示される程度)。
  12. ^ オリジナルでは使いづらかったジョブや一部でしか使えなかったジョブでもラストのクリスタルタワーまでいける、というのがコンセプトであると述べられている[20]
  13. ^ EP/D田中弘道が自身の関与する『FFXI』の影響を受けていることからこのように変更された[20]。これによるメリットして、各人の好みのジョブでゲームクリアが可能になったということがあげられる。他方、デメリットとして、ゲーム後半で手に入るジョブでも、必ずしもゲーム前半で手に入るジョブより汎用性・利便性が高いわけではないので、ゲーム前半でジョブが固定すると、それ以降に入手できるジョブにチェンジする必要性が実質的にあまりないということがあげられる。
  14. ^ FC版では「キャパシティ」というポイントを消費することでジョブチェンジが可能であった。
  15. ^ 石井宏之/羽生真樹編『ファイナルファンタジーIII 公式コンプリートガイド』(2006年、株式会社スクウェア・エニックス)27頁を参考にした。
  16. ^ 戦闘で出現する敵が減少したことについては、「戦闘画面で小さいキャラクターがDSの小さい画面で動きまわってもあんまり見えないから」とされる[31]
  17. ^ 例えば、ランドタートル以外のすべてのボスのHPはFC版と比べて上昇している。中には3倍以上増えているボスもいる。他方、多くのボスの攻撃力は低下している。ただし、1ターンに複数回攻撃をしてくる敵もいる(特にボスキャラクターに顕著)。また、キングベヒーモスのように、FC版とは、全く「別物」になっているモンスターもいる。
  18. ^ 物理攻撃の強化は大幅なものであるが、攻撃魔法の強化はそれに及ぶ程ではないので、物理攻撃と魔法攻撃の均衡を失している。
  19. ^ FC版での「にげる」実行時のペナルティは「パーティ側の防御/回避率・魔法防御/魔法回避が0、敵側攻撃力が2倍になる」というもの。リメイク版では「パーティ側の被ダメージ計算結果を2倍にする」ように変更されている。防御や回避などのパラメータは通常時と変わらない。
  20. ^ 田中弘道によれば、FC版では「海に水没した世界」(その際、人々は石化されたという設定である)であったが、リメイク版では「時間が止められた世界」と定義し直しているという[34]
  21. ^ 「もえるつえ」、「こおるつえ」、「ひかるつえ」は、それぞれ「ほのおのつえ」、「こおりのつえ」、「ひかりのつえ」に、「いかづちのや」は「ひかりのや」に変更されている。微妙なところでは、「ねこのつめ」が「ネコのつめ」と変更されている。
  22. ^ 削除されている武器は、オリハルコン(短剣)、ヌンチャク(棍)、トンファー(棍)、さんせつこん(棍)、モーニングスター(槌)、トールハンマー(槌)である。ただし、オリハルコンは別のアイテムとして登場する。
  23. ^ そのようなダンジョンとして、「ネプト神殿」(大幅な簡略化)・「ハインの城」(一部簡略化)・「水の洞窟」(一部簡略化)・「ゴールドルの館」(隠し通路廃止による一部簡略化)・「魔法陣の洞窟」(大幅な簡略化)・「暗黒の洞窟」(一部隠し通路の廃止を含む大幅な簡略化)・「ドーガの洞窟」(大幅な簡略化)・「古代の民の迷宮」(簡略化)・「エウレカ」(一部隠し通路の廃止を含む簡略化)・「クリスタルタワー」(一部隠し通路の廃止を含む簡略化)・「闇の世界」(簡略化)が挙げられる。
  24. ^ そのようなダンジョンとして、「古代の民の迷宮」・「エウレカ」・「クリスタルタワー」が挙げられる。
  25. ^ 敵と遭遇する場所では、「推奨レベル」が設定されており、主人公キャラクターがそのレベルより低ければエンカウント率は上昇する。逆に、推奨レベルよりも6以上レベルが高ければエンカウント率は低下する[35]
  26. ^ スタッフインタビューの中では再現しようとしていたことがうかがえる発言がある[37]
  27. ^ ただし、FC版の攻略本に描かれている天野喜孝の原画では、ジェネラル(ダークジェネラル)は斧を持っている。
  28. ^ たまねぎ剣士のみが装備できる、『FFIII』における最強の武器防具。オニオンソード、オニオンシールド、オニオンアーマー、オニオンヘルム、オニオレットのことを指す。なお、全体としての呼称は「オニオンシリーズ」や「オニオンの装備」など多様である。
  29. ^ 吉田明彦によれば、DSというハードの制約上、FC版のグラフィックイメージをそのまま3Dにすることができなかったとのこと。また、FC版と異なるデザインになったジョブとして、吉田明彦本人が挙げているのは、とりわけ、戦士・ナイト・賢者である[39]
  30. ^ 各ジョブ名に併記されている英語表記は基本的に北米で発売されたDS版『FFIII』の公式サイトの表記による。二つ併記されている場合には二つ目の英語表記は、WEEKLYファミ通924号97頁による。英語以外の言語による表記については、たまねぎ剣士を除いて、それぞれの公式サイトによる。
  31. ^ これについてはデザイナーの吉田明彦がナイトのデザインに関しては比較的難航したと語っている[40]
  32. ^ FC版では装備武器だった「しゅりけん」は「なげる」コマンドで使うように変更された。FC版では一回投げつけるごとに複数の手裏剣が対象に刺さったが、リメイク版では、投げつけたその1つのみが対象に刺さるという風にエフェクトが変更されている。また、「しゅりけん」以外にも通常の武器を投げることもできる。

出典

  1. ^ SQUARE ENIX MARKET
  2. ^ Google Play
  3. ^ Amazon.com: FINAL FANTASY III (Kindle Tablet Edition): Appstore for Android
  4. ^ Windows Phone ストア
  5. ^ a b Steam ストア
  6. ^ a b 『FF3』Steam版配信開始! 50%OFFで購入できるSteam版配信&スマホ版アップデート記念セールも開催”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2020年2月28日). 2020年3月7日閲覧。
  7. ^ 2007年テレビゲームソフト売り上げTOP500(エンターブレイン調べ)
  8. ^ 2010年テレビゲームソフト売り上げTOP1000(エンターブレイン調べ)
  9. ^ http://www.vgchartz.com/game/3310/final-fantasy-iii/
  10. ^ “【ヒットの秘訣完全版】本当はもっと低価格になるはずだった!?『ファイナルファンタジーIII』”. ファミ通App (エンターブレイン). (2011年12月31日). http://app.famitsu.com/20111231_17491/ 2012年1月14日閲覧。 
  11. ^ “売上は2週間で7000万円! 『ファイナルファンタジーIII』から見るAndroid市場のいま”. ファミ通App (エンターブレイン). (2012年7月24日). http://app.famitsu.com/20120724_78714/ 2012年8月30日閲覧。 Google Playにおける集計、国内(スクエニマーケット)分を含まず。
  12. ^ 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。 
  13. ^ WEEKLYファミ通907号〈エンターブレイン、2006年〉104頁。
  14. ^ a b c 石井宏之/羽生真樹編『ファイナルファンタジーIII 公式コンプリートガイド』(2006年、株式会社スクウェア・エニックス)412頁。
  15. ^ a b c WEEKLYファミ通925号(エンターブレイン、2006年)144頁、145頁
  16. ^ a b FINAL FANTASY III (1)16年”. Creator's Voice. 任天堂 (2006年8月31日). 2006年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月27日閲覧。
  17. ^ 「FFIII」仕様のニンテンドーDS Liteが同梱-クリスタルエディション発売”. itmedia (2006年7月12日). 2020年5月1日閲覧。
  18. ^ インタビュー『ファイナルファンタジーIII』”. 電撃オンライン. アスキー・メディアワークス (2007年8月2日). 2015年5月27日閲覧。
  19. ^ a b FF3はシリーズの「原点」 田中弘道プロデューサー語る(まんたんウェブ) [リンク切れ]
  20. ^ a b c FINAL FANTASY III (5)JOB”. Creator's Voice. 任天堂 (2006年8月31日). 2006年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月27日閲覧。
  21. ^ FINAL FANTASY III (2)こだわり”. Creator's Voice. 任天堂 (2006年8月31日). 2006年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月27日閲覧。
  22. ^ “スクエニ、iPhone/iPod touch「ファイナルファンタジーIII」 DS版の3DCGを一新して本日配信。既存タイトルはセールを実施”. GAME Watch (インプレス). (2011年3月24日). https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/434792.html 2012年9月22日閲覧。 
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  28. ^ 完全リメイク版『ファイナルファンタジーIII』はニンテンドーDSで発売決定! (2005/10/5) 2012年9月22日閲覧
  29. ^ ようこそ、開発室~パブラリホー~へ!”. FINAL FANTASY IV 開発室. スクウェア・エニックス (2007年9月7日). 2007年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月27日閲覧。
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  32. ^ 石井宏之/羽生真樹編『ファイナルファンタジーIII 公式コンプリートガイド』(2006年、株式会社スクウェア・エニックス)。
  33. ^ 石井宏之/羽生真樹編『ファイナルファンタジーIII 公式コンプリートガイド』(2006年、株式会社スクウェア・エニックス)28頁。
  34. ^ FINAL FANTASY III (8)メッセージ”. Creator's Voice. 任天堂 (2006年8月31日). 2006年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月27日閲覧。
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  37. ^ 石井宏之/羽生真樹編『ファイナルファンタジーIII 公式コンプリートガイド』(2006年、株式会社スクウェア・エニックス)413頁。
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  39. ^ WEEKLYファミ通929号〈エンターブレイン、2006年〉256頁、257頁。
  40. ^ 石井宏之/羽生真樹編『ファイナルファンタジーIII 公式コンプリートガイド』〈2006年、株式会社スクウェア・エニックス〉422頁。
  41. ^ 石井宏之/羽生真樹編『ファイナルファンタジーIII 公式コンプリートガイド』(2006年、株式会社スクウェア・エニックス)418頁。
  42. ^ 『WEELYファミ通』924号(エンターブレイン、2006年)41頁。
  43. ^ 『WEELYファミ通』1241号(エンターブレイン、2012年)。※週刊ファミ通2012年9月27日号新作ゲームクロスレビューよりにてゴールド殿堂入りと掲載されている。





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