ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/03 06:31 UTC 版)
ジャンル | アトラクション・アドベンチャー |
---|---|
対応機種 | Wii |
開発元 | スクウェア・エニックス |
発売元 | スクウェア・エニックス |
人数 | 1人 |
メディア | Wii用12cm光ディスク |
発売日 |
2009年11月12日 2009年12月26日 |
対象年齢 |
CERO:B(12才以上対象) ESRB:Teen |
デバイス | Wiiリモコン&ヌンチャク対応 |
売上本数 | 68,160本 |
概要・世界観
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルシリーズ(以下FFCCシリーズ)の第6弾にあたる。「クリスタルベアラー(The Crystal Bearers)」は「クリスタルを帯びた者」という意味。
ユーク族が滅び、リルティ族中心の文明が発達しているなど、シリーズ内の時間軸において最未来の話になっている。
ニンテンドーゲームキューブ版『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』(以下FFCC)に対して、「シングルプレイをきちんと遊びたい」というユーザーの声を反映して、ファイナルファンタジーシリーズ(以下FFシリーズ)らしいストーリー性を重視した作品として発表されたのが本作とニンテンドーDSで発売された『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト』(以下FFCC RoF)である[要出典]。FFCCシリーズにおいてはクリスタルが大きく物語に関与しているので、本作も同様に重視される模様である。
公式サイトなどで公開されているムービーにはFFシリーズのメインテーマ曲やチョコボが登場している。
E3でのムービー公開時
E3で公開されたムービーでは、『FFCC』や『FFCC RoF』の「みんなで遊べるFF」の延長線上のイメージで頭身が低く、飛空艇が登場するも、キャラバンの馬車も登場しており、『FFCC』『FFCC RoF』の雰囲気が残っていた。
Wiiで当ソフトを発売するという初めてのアナウンス(PDF)があった時には、Wi-Fi通信機能について述べておりFFCCの延長線上のゲームでニンテンドーWi-Fiコネクションによる協力プレイが遊べるようになることを期待しているファンが多かった[要出典]。
また、当初はWiiリモコンはあまり意識されないような操作体系になる予定[1]であった。
SQUARE ENIX PARTY 2007での実機映像公開後
今作のコンセプトは「ヒーローを体感するFF」。前述のE3でのムービー公開時の映像とは180度ゲーム内容が異なっており[独自研究?]、FFシリーズのメインテーマが流れ、FFシリーズに準じたアイテムや魔法の増加、キャラクターの頭身の変更、冒険する世界やダンジョンなどが未来的なデザインへと変更、など現在のFFシリーズの本編作品に近い形となっている。『FFCC』ではリアルタイムムービーでイベントシーンを体感できるように見せる特徴を進化させ、自分でイベントシーンが操作できる工夫がなされた。なお、過去作品とはゲームシステム上の連動は無い。
操作体系はWiiリモコンとヌンチャクを併用する、シンプルな操作体系となっている[2][3]。
本作のエグゼクティブ・プロデューサーである河津秋敏自身も「スタッフにはこれからのFFのスタンダードになるくらいの意気込みで臨むように伝えています」と発言している[1]。
ストーリー
特殊な能力を持つクリスタルベアラーのレイルは、相棒のクァイスと共にリルティ王国の戦艦「アレクシス号」の護衛に当たっていた。暇をもてあますレイルの周りに突如ズーの群れが出現しアレクシス号を襲い始める。ズーの群れを蹴散らしアレクシス号の艦板に降り立ったレイルの前には参謀長ジュグランと、なぜかジュグランの写真を撮るセルキー族の女ベルの姿が。そこにいきなり空間のひずみが出現し、レイルの能力で中にあるものを引張り出すと、絶滅したはずの種族ユーク族のアミダテリオンが姿を現す。アミダテリオンは胸のポケットの部分から小さなクリスタルを取り出すとアレクシス号の動力エネルギーを小さなクリスタルが吸い始めた。アレクシス号が動力を失うとアミダテリオンはレイルの追撃をかわし退散してしまう。レイルの能力で何とかアレクシス号は不時着し、クァイスとレイルはジュグランからアミダテリオンを捕らえる任務を与えられる。
そしてレイルはクリスタルを巡る冒険に巻き込まれていくこととなる。
- 1 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラーとは
- 2 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラーの概要
- 3 ゲームシステム
- 4 作中の用語
- 5 登場キャラクター
- 6 発表からの経過
- 7 スタッフ
固有名詞の分類
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