ピラゾリン ピラゾリンの概要

ピラゾリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/12 08:40 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ピラゾリン
Pyrazolines

1-ピラゾリン

2-ピラゾリン

3-ピラゾリン
識別情報
CAS登録番号 36118-45-3 (異性体未分別) , 2721-43-9 (1-ピラゾリン) , 109-98-8 (2-ピラゾリン) , 6569-23-9 (3-ピラゾリン) 
特性
化学式 C3H6N2
モル質量 70.09 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

用途

ピラゾリンの誘導体は、鱗翅目甲虫目に有効な殺虫剤[1]有機ELの発光体[2]、繊維用蛍光増白剤[3]など幅広い分野で使用される。カルボニル基が付加したものはピラゾロンであり、その誘導体解熱鎮痛剤の原料となる。

類似の化合物

ピラゾリンのアナログには、五員環中に二重結合を二つ持つピラゾール、二重結合をもたないピラゾリジン、五員環の1位と3位に窒素原子を持つイミダゾリン、五員環に一つの窒素原子と一つの二重結合を持つピロリンがある。

脚注


  1. ^ 山本出『農薬開発の動向―生物制御科学への展開』シーエムシー出版、2008年、94頁。ISBN 978-4882319740
  2. ^ 標準技術集-有機EL(2002年6月28日、特許庁
  3. ^ 矢上一夫, 村上薫, 正泉寺秀人、「アントラキノン系酸性染料とピラゾリン系蛍光増白剤の羊毛および絹布上での光退色相互作用」『繊維学会誌』 1991年 47巻 9号 p.487-491, doi:10.2115/fiber.47.9_487


「ピラゾリン」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ピラゾリン」の関連用語

ピラゾリンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ピラゾリンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのピラゾリン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS