ハーゲンローザー彗星 (168P)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 05:59 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ハーゲンローザー彗星 168P/Hergenrother | ||
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分類 | 周期彗星 | |
軌道の種類 | 短周期彗星 | |
発見 | ||
発見日 | 1998年11月22日 | |
発見者 | カール・ハーゲンローザー | |
軌道要素と性質 元期:TDB 2456149.5[1] | ||
軌道長半径 (a) | 3.622566(8) AU[1] | |
近日点距離 (q) | 1.4149692(9) AU[1] | |
遠日点距離 (Q) | 5.83016(1) AU[1] | |
離心率 (e) | 0.6094014(8)[1] | |
公転周期 (P) | 2518.389(9) 日[1] (6.89 年[1]) | |
平均軌道速度 | 0.1429485(5) 度/日[1] | |
軌道傾斜角 (i) | [1] | 21.93020(6) 度|
近日点引数 (ω) | [1] | 13.9565(3) 度|
昇交点黄経 (Ω) | 356.46929(6) 度[1] | |
平均近点角 (M) | 352.42741(4) 度[1] | |
前回近日点通過 | JED 2456202.4742(5)[1] (2012年10月1日[1]) | |
次回近日点通過 | JED 2458720.863 (2019年8月25日) | |
他のカタログでの名称 | ||
168P, P/2005 N2, P/1998 W2[1]. |
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発見
ハーゲンローザー彗星は、1998年11月22日にカール・ハーゲンローザー (Carl W. Hergenrother) によって発見された。2005年に回帰が確認された事で、168番目の周期彗星として登録された[1]。
核の分裂
ハーゲンローザー彗星は、2012年10月1日に近日点を通過したが、その後の観測によって、核が分裂し始めている事が発見された[2]。核は少なくとも4個に分裂しているのが、11月2日のジェミニ望遠鏡の観測によって判明した[2]。核が分裂し、塵が大量に放出された事によって、ハーゲンローザー彗星の視等級は、直前の15.2等級から8等級へと、実に約760倍も明るくなった[3][4]。核が分裂するまでの数週間、核からは何度か目立つ塵の放出が観測されていた[2]。そして、分裂した破片は明らかに本体の核と比べて暗く、恐らく核の表面から分裂した破片であると考えられている[2]。
- 1 ハーゲンローザー彗星 (168P)とは
- 2 ハーゲンローザー彗星 (168P)の概要
- 3 天体との接近
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