データリンク層
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 02:50 UTC 版)
データリンクのサービス
データリンクプロトコルの例
- アークネット(ARCnet)
- ATM
- CDP(Cisco Discovery Protocol)
- コントローラーエリアネットワーク(CAN)
- Econet
- イーサネット(Ethernet)
- FDDI
- フレームリレー
- HDLC
- IEEE 802.2(IEEE 802の各MAC副層にLLC機能を提供)
- IEEE 802.11 無線LAN
- ローカルトーク (LocalTalk)
- MPLS(マルチプロトコルラベルスイッチング Multiprotocol Label Switching)
- PPP(ポイントトゥーポイントプロトコル Point-to-Point Protocol)
- シリアル回線インターネットプロトコル Serial Line Internet Protocol (SLIP) (現在では見られない)
- StarLAN
- トークンリング
- その他多くのシリアル通信の方式
インターフェイス
データリンク層は「ネットワークドライバ」としてソフトウェアで実装される場合がある。オペレーティングシステムは、データリンクと上位のプロトコルスタックのネットワークやトランスポートとの間に指定されるソフトウェアインターフェイスを持つ。このインターフェイスはレイヤ(プロトコル層)そのものではなく、レイヤ間のインターフェイスを定義するものになる。以下はその例である:
脚注
注釈
- ^ (読み:ティーシーピーアイピー)
- ^ 直ぐ上層のネットワーク層にサービスを提供する
- ^ 直下の物理層のサービスを利用する
- ^ Wide Area Network=WAN(読み:ワン):広域網
- ^ ネットワークの分岐/接続点や終端点
- ^ Local Area Network=LAN(読み:ラン):構内網
- ^ ローカルエリアネットワーク内の小区分
- ^ 通信の実行主体(装置やシステムの中で実際に通信データを送り出したり受け取ったりする単位)
- ^ 1対1の2点間の通信接続
- ^ Point-to-Point Protoco=ポイントトゥーポイントプロトコル
- ^ High-Level Data Link Control=ハイレベルデータリンクコントロール:ビット列をまとめたフレーム同期のデータリンク制御
- ^ Advanced Data Communications Control Protocol=拡張データ通信制御プロトコル(HDLCの上位互換)
- ^ この別の人をイチローとして全体を例えてみる。
- ボブ、フレッド、ジェームス、イチローはそれぞれがノードである
- ボブ、フレッド、ジェームスは終端点である
- イチローは分岐/接続点である
- ボブ、フレッド、ジェームス、イチローはそれぞれがエンティティである
- メッセージの移動がデータリンクである
- ボブとイチロー間のデータリンクにより、イチローはボブからフレッドまたはジェームス宛のメッセージをそのデータリンクから受け取る(ボブはフレッドまたはジェームス宛のメッセージをそのデータリンクに渡す)
- イチローとフレッドまたはジェームス間のデータリンクにより、フレッドまたはジェームスはボブからのメッセージをそのデータリンクから受け取る(イチローはボブからフレッドまたはジェームス宛のメッセージをそのデータリンクに渡す)
- これらのデータリンクは上位層に対するサービスとして提供され、上位層はそれを利用して、ボブとフレッドとジェームスのネットワークを構築する事ができる。
- 別の視点では、私達のコンピューターは、プロバイダのコンピューターと通信する事ができれば(データリンクがあれば)、インターネット上の無数のコンピューターから提供されるウェブサイトをブラウズ(閲覧)する事ができるようになる。あるいは、そのプロバイダ以外から提供される無数のアカウントともメールを交換する事ができる。
- ボブ、フレッド、ジェームス、イチローはそれぞれがノードである
- ^ アクノリッジメント=acknowledgment、ack(読み:アック)
- ^ 容量や処理能力を越えないように通信されるデータ量の制御
- ^ (読み:「アイトリプルイーはちまるに」が主)、IEEE=Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.:(米国)電気電子(技術者)学会
- ^ (読み:「マック」が主)Media Access Control=メディアアクセス制御=メディアアクセスコントロール=媒体アクセス制御
- ^ Logical Link Control=ロジカルリンクコントロール=論理リンク制御
- ^ Fiber Distributed Data Interface:光ファイバを使った分散データインターフェイス
- ^ (読み:「シスマシーディー」が多い)Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection:同時にアクセス(メディアに送出)した事は衝突として検出し、キャリア検知(正常な搬送波の受信)によって判断されるアクセス権(キャリアが検知されなければアクセス権を仮定する)の、複数アクセス権(制御)
- ^ データのビット列を定義に従ってまとめた情報の単位
- ^ この後、そのどちらかが話をする事になり、それが終わると他者が話をする事になる。この場合は、分散型の例。会議のような会話の席で、議長役が話者を指名して進めるようであれば、集中型の例になる。
- 1 データリンク層とは
- 2 データリンク層の概要
- 3 概要
- 4 データリンクのサービス
- 5 関連項目
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