スリーピングドッグス 香港秘密警察
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 21:05 UTC 版)
サウンドトラック
- Boosey & Hawkes - クラシック系のラジオ局
- Daptones Radio - ファンク系のラジオ局
- Kerrang! Radio
- Ninja Tune Radio
- Real FM
- Roadrunner Records
- Sagittarius FM
- Warp Radio
- H-Klub Radio - 広東語のラップ中心のラジオ局
- Softly - アジアンテイストのイージーリスニング系のラジオ局
日本語版
DLC
- 香港マスターパック - SWATパック、マーシャルアーツパック、潜入捜査パック、GSPパック、黒社会の用心棒パックがセットになったもの[7]。
2012年8月
- トップドッグシルバーパック
- レトロトライアドパック
- レッドエンベロップパック
- トップドッグゴールドパック
- ハイローラーパック
2012年10月
- コミュニティーギフトパック - 無料。ユナイテッド・フロントの社名がペイントつきの、ローダウンとエンジンがチューニングされたBisai、UFGのプリントつきのTシャツ、レスラーマスクがセットになったもの。
- ナイトメアインノースポイントパック - ノースポイントが舞台で、シェンがキョンシーと闘うことになる。
- SWAT パック2 - ミッションが追加されている。
- ストリート・レーサー・パック - レースとヘルメットと高性能のオートバイが追加されている。
- スクリーンレジェンドパック
- ゴーストピッグパック
- タクティカルソルジャーパック
2012年11月
- Square Enix Character Pack
- ドラゴンマスターパックD
- Drunken Fist Pack
- ギャングランドスタイルパック
2012年12月
- ゾディアックトーナメント - セントラル近くの無人島で開かれている非合法の格闘技トーナメントにシェンが警察官の身分を隠して潜入と同時に参戦することになる。香港映画の「燃えよドラゴン」がモチーフになっている[8]。
2013年1月
2013年2月
- Wheels of Fury Pack
- ローエンフォーサーパック
2013年3月
- Year of the Snake Pack - 2013年3月12日に配信されたDLC[9]。香港警察で警察官として残ったシェンが2013年の春節にカルト集団の起こした事件を解決することになる[10]。
開発
前作のトゥルー・クライム:ニューヨークシティ(True Crime: New York City:以下TC: NYC)に対する評価が芳しくなかったことや、売り上げがあまり振るわなかったこともあり、TC:NYC発売後にトゥルー・クライムシリーズ第3作目の発売が噂されていたものの、発売元のアクティビジョンは別のタイトルに資本を集中させるため、しばらくはシリーズの開発を中止していた[11]。だがTC:NYC発売から4年経った2009年12月12日、「スパイク・ビデオゲーム・アワード2009」の会場で、アクティビジョンは「トゥルー・クライム(True Crime)」と名付けたトゥルー・クライムシリーズの第3弾の予告編を公開、同時に、発売元は今までと変わらずアクティビジョンだが、製作元はそれまでのシリーズを製作したルクソーフラックスから、ユナイテッド・フロント・ゲームズに変わることが発表された[12]。
2010年8月6日、製作上の都合により、発売が2011年にまで遅れることが発表された[2]。アクティビジョンのCEOであるエリック・ヒルシュバーグ(Eric Hirshberg)によると、この発売日の遅れは「トゥルー・クライム:ホンコン(以下TC:HK)」という作品にとって価値あるものだったとし、「製作期間の延長によって相応の成果が得られました。銃撃シーン、格闘シーンなどのゲームシステムは車両の運転シーンと同様に高度に洗練されたものになり、オープンワールド系のゲームではかなり難しいとされていたことを実現できたのです」と発言している[13]。
しかしながら2011年2月9日、アクティビジョンは、より利益率の高いオンラインゲームに資本を集中させるため、TC:HKの製作の中止を発表[14]。「この決断は、世界一の双方向娯楽体験をつくるべき最高の機会を逃したくないという我が社の方針に基づくものです。」とし、『ギターヒーロー』シリーズとともに、TC:HKもその製作が中止された"[15]。これはTC:HKが、GTAシリーズやセインツロウシリーズなどの他のオープンワールド系ゲームと販売競争を行う上で「十分な製品ではない」と判断されたからである。それによりアクティビジョンは、トゥルー・クライムシリーズが十分な利益を生み出さないと判断し、製作をやめさせた[16][17]。アクティビジョンは、「どれだけ楽観的に考えたとしても、オープンワールド系ジャンルで『トゥルー・クライム』が頂点に立てないだろう」と残している[18][19]。製作元のユナイテッド・フロント・ゲームズも自社の公式サイトで「アクティビジョンと共にこのプロジェクトを完成できなかったことに対して、誠に残念に思っております。しかしながら私どもも理由は承知しており、アクティビジョンとの間でも最高のゲームをつくるという意見では一致しております。また将来アクティビジョンと共に仕事ができることがあることを願いますが、現在のところは、私どもの創作の視点を新たな方向に向けることにしました」と開発の中止に対する落胆の意を表明した[20]。TC:HKのエグゼクティブ・プロデューサーであるシュテファン・ファン・デル・メシュト(Stephen Van Der Mescht)によると、アクティビジョンが製作中止を発表した時には、ゲーム自体は、コンテンツの面において、最初から最後までプレイできるほどの完成度を有していたといい[21]、アクティビジョンの見解とは違い、オープンワールド系ジャンルのなかでもTC:HKは「ひけをとらない」としている[21]。
スクウェア・エニックスによる販売権獲得
2011年8月2日、スクウェア・エニックスはトゥルー・クライム:ホンコン(以下TC:HK)の販売権を獲得し、ユナイテッド・フロント・ゲームズとともにゲームの開発を継続を発表した。しかしながらスクウェア・エニックスは「トゥルー・クライム」という商標権は購入しなかったので、これまでの「トゥルー・クライム:ホンコン」とはタイトルを変更して発売予定である[23]。共同開発元のスクウェア・エニックス・ロンドン・スタジオのジェネラル・マネージャーのリー・シングルトン(Lee Singleton)はゲーム誌のインタビューで「(TC:HKを)初めて見てプレイしてみたとき、そのゲームに惚れてしまいました」と残し、「これはコントローラーを置きたくなくなるゲーム、すなわち『ハマる』ゲームタイトルの1つに成り得ますね」と言っている。またユナイテッド・フロント・ゲームズに関しては、「ユナイテッド・フロント・ゲームズの開発チームに会ったとき、契約はもう決まったも同然だった。ゲームとその開発チームが持つ大きな潜在的能力をすぐに実感した」とも話している[22]。ユナイテッド・フロント・ゲームズの社長、シュテファン・ヴェッセル(Stefan Wessels)も、「スクウェア・エニックス・ロンドン・スタジオと共に仕事ができることは本当に喜ばしいことですし、彼らのこのゲームに対する熱意は我々にとっても本当に大きな利益となる」と語っている[24]。
- ^ 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。
- ^ a b “True Crime: Hong Kong delayed”. Eurogamer. 2010年8月31日閲覧。
- ^ “True Crime Gets a New Name, Lets Sleeping Dogs Lie”. Kotaku.com (2012年2月8日). 2012年4月7日閲覧。
- ^ “2K games Nabs Rights To True Crime: Hong Kong From Activision”. Gamasutra (2011年8月1日). 2011年8月4日閲覧。
- ^ “Gamers to Return Deep Undercover With True Crime in 2010”. CNN Money (2009年12月14日). 2009年12月16日閲覧。 [リンク切れ]
- ^ Liu Shen Tong - Sleeping Dogs Wiki(2013年2月27日閲覧)
- ^ 今週の「Deal of The Week」は「スリーピングドッグス 香港秘密警察スペシャル」 - Game watch(2013年2月24日閲覧)
- ^ 70年代カンフー映画がモチーフの『Sleeping Dogs』最新DLC“Zodiac Tournament”が発表 - Game Spark(2013年2月27日閲覧)
- ^ SPOTLIGHT: YEAR OF THE SNAKE - Sleeping Dogs 公式サイト(2013年3月9日閲覧)
- ^ Year of the Snake Pack - Sleeping Dogs Wiki(2013年2月26日閲覧)
- ^ Ink, Thorsen (2006年1月11日). “True Crime and Gun sequels stillborn?”. GameSpot. 2009年12月13日閲覧。
- ^ Sinclair, Brendan (2009年12月12日). “True Crime spree hitting Hong Kong”. GameSpot. 2009年12月13日閲覧。
- ^ “True Crime delay paid off, says Activision CEO”. That VideoGame Blog (2010年11月5日). 2011年2月8日閲覧。
- ^ “Activision Dissolves Guitar Hero Business, Refocuses On Digital”. Gamasutra (2011年2月9日). 2011年8月4日閲覧。
- ^ “Activision Blizzard Reports December Quarter and Calendar Year 2010 Financial Results”. Activision (2011年2月9日). 2011年2月9日閲覧。
- ^ True Crime: Hong Kong gets Cancelled
- ^ Guitar Hero business unit disbanded, True Crime: Hong Kong canceled, Tony Hawk on hold
- ^ Confirmed: Activision axes Guitar Hero, True Crime
- ^ True Crime was "not good enough" News
- ^ True Crime dev 'sorry' over cancellation
- ^ a b True Crime was 'virtually complete'
- ^ a b http://www.computerandvideogames.com/313858/square-enix-picks-up-true-crime-hong-kong-rights/
- ^ http://www.gamasutra.com/view/news/36132/Square_Enix_Nabs_Rights_To_True_Crime_Hong_Kong_From_Activision.php
- ^ https://member.eu.square-enix.com/en/blogs/square-enix-london-studios-has-purchased-true-crime-hong-kong-assets
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