コミックヴァルキリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 01:07 UTC 版)
概要
2006年7月に二次元ドリームマガジン増刊として創刊され、Vol.3より独立創刊した。当時のキャッチコピーは「18禁ではないからこそ表現出来るドキドキがある!」。独立創刊以前は成人向け雑誌・書籍を発行したキルタイムコミュニケーションが出版する全年齢対象の雑誌だった[要出典]。それゆえ、書店では本誌や単行本(ヴァルキリーコミックス)は成年向けコーナーに同社の雑誌・書籍として販売された。
雑誌のコンセプトは上記の「闘うヒロインオンリー漫画雑誌」でビキニアーマーの比率も高い[要出典]。また、裏コンセプトは「エロピンチオンリーマガジン」であり、少年漫画や青年漫画などで散見されるパンチラやヒロインの衣服が破れるなどといったソフトエッチシーンをメインとする漫画雑誌である。ネット上では「リョナ」というスラングで称される、ヒロインが負傷する姿に萌えを見出す性的嗜好も部分的に実施されており[1]、これらにより同社の他成年誌との差別化が図られている[要出典]。「闘うヒロインが活躍するお話で、ピンチシーンが入っているもの」というコンセプトに基づいた作品をプロ・アマチュアを問わず募集しており、作品の持ち込みも受けている。
2011年、『フリージング』がテレビアニメ化された。これが本誌連載作品で初のアニメ化になる。2012年2月よりニコニコ静画で無料コミック配信を開始[2]。
2012年11月号の全40号を以って紙媒体での発行を終了、2012年11月27日より公式サイトおよびニコニコ静画ほかでの無料WEB配信に完全移行した[3]。WEB配信になるまでは、Vol.1、2が奇数月25日発売、Vol.3からVol.30までが奇数月27日発売、Vol.31からVol.34までが毎月27日発売、Vol.35からVol.40までは再び奇数月27日に発売されていた。定価650円[4] で販売。紙媒体終了後は『コミックヴァルキリーWeb版』として巻数をリセットしたウェブコミック配信サイトの電子雑誌となって配信されており、Web版のバックナンバーは最新含め3号まで無料、それより以前(vol.1の無料を除き)は有料(110円(税込))で各配信元で読める。なお、公式サイト上の作品は遅れて掲載される。ニコニコ静画はサイトの機能が変更になり終了し、ニコニコ漫画の出版社公式WEBマンガ誌に移行された。こちらも遅れて掲載されているが、公式サイト上よりももっと読める話数が少ない程度の内容である。前述にもあるように配信サイトは色々とあったが、現在はBOOK☆WALKER、amazon Kindle、DMMブックスにて配信。
- ^ 本誌公式サイトでは『御剣ハルカ危機一髪!』の作品紹介ページで「リョナピンチ」と一時は題された。
- ^ コミックヴァルキリー作品の無料配信がニコニコ静画で開始 コミックナタリー 2012年2月4日
- ^ コミックヴァルキリーが休刊、WEBへの移行を発表 コミックナタリー 2012年9月27日
- ^ Vol.11までは550円だった。
- ^ Vol.19にプロローグ掲載後、Vol.40までピンナップのみ掲載の状態が続いた。
- ^ 既存原稿は漫画・ピンナップともすべて『うるし原智志マガジン U-LOVERS vol.2』に収録、刊行されている。
- ^ Vol.9を区切りに、休載となった。
- ^ Vol.4以降、休載が続いている。
- ^ a b c この作品は4コマ漫画。
- ^ この作品は基本的に4コマ漫画だが、8コマや普通のストーリー描写もある。
- ^ 連載時タイトルは『プリンセスラバー!』だったが、コミックス発売時に副題部分が追加された。
- ^ ゲームブック方式の掲載。最終頁の選択肢へのアンケートハガキの投票結果により、次号の展開が変化する。単行本では本誌掲載時に選ばれなかった分岐も、一部だが描き下ろしで補完されている。また、ZENピクチャーズによって 実写テレビドラマ 化され、東京MXで2008年3月7日深夜より全4回に渡って放送された。
- ^ 作者が心不全で急死したため、未完のまま終了となった。
- ^ 同作者の『キリエ 〜吸血聖女〜』がこの雑誌のコンセプトにマッチしていたためか、アンケートで多数のリクエストを呼び、読み切り作品が掲載される運びとなった。
- ^ 公式サイトのバックナンバーページには「毎号、人気イラストレーター・漫画家が強くて凛々しいヒロインをテーマに描く」という記述が残されている。
- ^ 「Vol.1」となっているが、現時点ではVol.2以降があるかどうかは未定とのこと。
固有名詞の分類
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