まこも (真菰)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国、インドシナ半島、シベリア東部に分布しています。湖沼や河川の水中に群落をつくって生え、高さは1~2メートルになります。茎は中空で、直径1.5~2センチです。葉は広線形で、細かなざらつきがあります。8月から10月ごろ、茎頂に円錐花序をだします。上部の小穂は雌性、下部は雄性です。茎には黒穂菌(Ustilago esculenta)が寄生することがあり、寄生されて肥大化した新芽は真菰竹(まこもたけ)と呼ばれて食用にされ、またこの胞子は真菰墨(まこもずみ)として漆器の顔料にされます。
●イネ科マコモ属の多年草で、学名は Zizania latifolia。英名は Manchurian wild rice。
且見草
伏柴
勝見
勝見草
淀伏柴
盆薦
真菰
真菰草
真薦
筐屮
筐草
粽草
花勝見
蒋
薦草
霞草
マコモ
(Zizania latifolia から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 23:03 UTC 版)
マコモ(Zizania latifolia、真菰)は、イネ科マコモ属の多年草。別名ハナガツミ[1]。
- ^ a b 真菰. コトバンクより。
- ^ Simoons, Frederick J. (1991). Food in China: a cultural and historical inquiry. CRC Press. pp. 559. ISBN 978-0-8493-8804-0
- ^ a b c d e f 岸本, 妙子、キシモト, タエコ、Shigenobu-Kishimoto, Taeko「わが国の食資源としてのマコモ(Zizania latifolia)」1996年。
- ^ a b c “【新発田】食べてみたーい!と思うお勧めの「マコモダケ」レシピは? - 新潟県ホームページ”. www.pref.niigata.lg.jp. 2024年1月7日閲覧。
- ^ 『幽顕1245号』平成28年7月1日出雲大社幽顕社発行
- ^ 『幽顕』出雲大社幽顕社平成28年9月1日発行4頁
- ^ a b 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 61.
- ^ 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 98.
- ^ State Grain - Wild Rice, About Minnesota
- ^ NIWA: Stopping the freshwater wild rice invader
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