スカジー【SCSI】
SCSI
読み方:スカジー
SCSIとは、アメリカ規格協会(ANSI)によって策定された、コンピュータと周辺機器などを接続するためのインタフェース規格のことである。
SCSIはバス型接続のパラレルインターフェース規格で、周辺機器同士をデイジーチェーン方式で並列接続できるという特徴を持っている。接続の終端となる部分のコネクタにはターミネータ(終端抵抗器)を設置する必要がある。
SCSIの最初の規格となるSCSI-1は、1986年に「ANSI X3.131-1986」として策定された。その後、Fast SCSI(SCSI-2)やFast Wide SCSIといった後継規格が登場している。SCSI-1のデータ転送速度は5MB/sで、Fast SCSIでは10MB/s、Fast Wide SCSIでは20MB/sと高速化している。Ultra2 Wide SCSIでは80MB/sの速度で転送を行うことが可能になっている。また、データ幅や最大ケーブル長、コネクタのピン数などが、規格によってそれぞれ異なっている。
SCSIは初期のコンピュータにおいて最も一般的に用いられていたインターフェースであり、AmigaやMacintosh、Sun Microsystemsのワークステーションなどに標準的に装備されていた。しかし、SCSIは低価格化が困難であったために低価格のパソコンでは採用されにくく、次第にサポートされなくなっていった。現在一般的なパソコンでは、IDEやSATA(シリアルATA)などが採用されていることが多い。
SCSIは現在、サーバーやワークステーションなどのハイエンド機において広く用いられている。特にRAIDの構築においては、多くの場合にSCSIが使用されている。
参照リンク
SCSI Trade Association - (英文)
Small Computer System Interface
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 00:13 UTC 版)
Small Computer System Interface(スモールコンピュータシステムインタフェース、小型計算機システムインタフェース)、略してSCSI (スカジー)は、主に周辺機器とコンピュータなどのハードウェア間のデータのやりとりを行うインタフェース規格の一つである。SCSIを使用可能にするインタフェース装置をSCSIインタフェースと呼ぶ。ANSI(米国規格協会)によって規格化されている。
- ^ “Macintosh PowerBook 5300/100 - 技術仕様”. 2022年10月20日閲覧。
- ^ “HDI-30 SCSI Apple Computer Bus”. 2022年10月20日閲覧。
- ^ 具体的には各信号線を220Ωの抵抗でTERMPWRラインに、330Ωの抵抗でGNDに終端するものである
- ^ 各信号線を110Ωの抵抗で2.85Vの定電圧電源に終端するものである
- 1 Small Computer System Interfaceとは
- 2 Small Computer System Interfaceの概要
- 3 歴史
- 4 SCSI機器の動向
- 5 補足
- 6 脚注
「small computer system interface」の例文・使い方・用例・文例
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