PCC-II
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/04 09:28 UTC 版)
「PCCカー (南東ペンシルベニア交通局)」の記事における「PCC-II」の解説
2003年、SEPTAはブルックビル・エクイップメント・コーポレーション(英語版)との間にPCCカーの近代化工事に関する契約を結んだ。改造の対象となったのは1948年にPTCが導入した片運転台車両(オール・エレクトリック)で、老朽化が進んでいた車体や機器の交換、バリアフリーへの対応など、以下のような大規模な近代化工事が実施された。 損傷が激しかった台枠や座席の修理・交換 主電動機を三相誘導電動機へ交換、制御装置をIGBT素子を用いたVVVFインバータ制御方式のものへ変更、回生ブレーキを搭載(双方ともフォスロ・キーペ(英語版)製) 台車をブルックビル製の新型台車へ交換 空調装置の設置 車椅子リフトの設置 2003年から2004年の間に18両(2320 - 2337)の改造が行われ、翌2005年に開通した15系統に投入された。2020年1月26日からは更なる延命も兼ねた大規模な修繕が行われており、翌2021年まで全列車が運休し、路線バスによる代行運転が行われている。ただし川崎重工業製の電車と共に、2020年代以降実施される路面電車網の近代化プロジェクトの一環として導入される超低床電車への置き換えが検討されている。 前面(2322) 後方(2334) 屋根上のカバーにも車両番号が書かれている(2335)
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