アイ‐エム‐アール【IMR】
読み方:あいえむあーる
《infant mortality rate》乳児死亡率。
乳児死亡率
乳児死亡率
乳児死亡とは、生後1年未満の死亡をいい、乳児死亡率は出生1,000に対する乳児死亡数を比率で示したものである。乳児の健康状態は、その国・地域の衛生状態に強く関係するため、平均寿命と共に健康水準の国際比較の統計指標として重視されている。世界子供白書によると世界の乳幼児死亡率は1960 年に127であったのが、2005年には52と半分以下になっている。しかし先進工業国が5であるのに対して、開発途上国は57、後発開発途上国は97でサハラ以南のアフリカは101である。以前は下痢症による脱水が主要な乳児死亡の原因であったが、経口補水液(ORS:Oral Rehydration Solution)が広まったことにより、脱水による死亡は減少した。現在は、肺炎を含む急性呼吸器感染症が乳児死亡の主因である。他には、麻疹、マラリア、周産期異常などがあげられる。その背景には、子どもの栄養不良、親の知識不足、劣悪な衛生環境などがある。 (黒瀧 安紀子)
参考URL:ユニセフホームページ http://www.unicef.or.jp/library/library_wdb.html
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