Impromptus D 935 Op.142とは? わかりやすく解説

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シューベルト:即興曲集

英語表記/番号出版情報
シューベルト即興曲集Impromptus  D 935  Op.142作曲年1827年  出版年1839年  初版出版地/出版社: Diabelli 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1番 ヘ短調 f moll1000
2 第2番 変イ長調 As dur7分30秒
3 第3番 変ロ長調 B dur1100
4 第4番 ヘ短調 f moll6分30秒

作品解説

2007年2月 執筆者: 稲田 小絵子

 この即興曲集は、シューマン曰くヘ短調の4楽章ソナタ思わせるたしかにヘ短調第1番続いて緩徐楽章としての第2番変奏曲第3番、そしてフィナーレ第4番考えることもできる。しかし、シューベルト自身が4曲セットこだわっていた形跡はない。
 作品は、即興曲D899(op. 90)のすぐ後に作曲され、その続編意図していたと考えられるが、出版10年以上経ってからようやくディアベリ社から実現された。
第1曲:アレグロ・モデラートヘ短調4/4拍子
シューベルトソナタ楽章のようだと言ったが、むしろ自由な形式即興的な性格存分に発揮している曲である。
第2曲:アレグレット変イ長調3/4拍子
トリオ挟んだ3部形式やさしく暖かい雰囲気緩徐楽章思わせる
第3曲:アンダンテ変ロ長調2/2拍子
変奏曲形式主題5つ変奏から成る主題自作劇音楽キュプロス女王ロザムンデ」より転用。他に弦楽四重奏曲第13番にも使用されている。
第4曲:アレグロスケルツァンドヘ短調3/8拍子
まるでからかうような軽快なリズムで始まるが、中間部はそうしたスケルツァンド雰囲気とは対照的に大きくうねった音階即興的に流れる。




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